
EU・殺生物性製品規則(BPR)の“処理されたアーティクル”に関する問答集(FAQ)日本語版
欧州委員会が公表したEU・殺生物性製品規則(BPR)の“処理されたアーティクル”に関する問答集(FAQ)日本語版(46ページ)を発売開始
- 全体58問の質問事項および回答を和訳(3問のみ英文のまま記載)
- 対象製品を見分けるためのディシジョンツリーを収載
- さらに独自の解説を追加(図など)
本年9月1日から発効する殺生物性製品規則(BPR)は、REACH規則同様、物質・調剤にとどまらず、一部アーティクルもその規制の対象にされており、その影響の範囲は広いものとなっています。この欧州規則は、以前はバイオサイド指令とも呼ばれ、基本的には有害生物の駆除剤を中心とした化学、薬剤(切削油など含む)製造企業を対象とした規制と考えられてきました。
しかし、“処理されたアーティクル”と言われる用語で定義されるものが対象となったことから、電気製品や家具その他でも、抗菌・殺菌をうたったもの、被膜の保存のために表面処理されるもの、繊維、皮革、ゴム、合成樹脂の保存剤等が使われている場合でも、本規則の影響を受けるものと思われます。
本FAQの文書原文は2012 年末に欧州委員会の環境総局がまとめたものであり、以下の9項目について58の質問およびその回答で構成されております。原文のFAQ では、それぞれの質問について番号は振られておりませんが、この日本語訳では読者の便宜のため、各質問に番号を付けています。
- 定義
- 基本原則
- 意思決定ツリー(ディシジョンツリー)
- 活性物質の承認
- 適用範囲
- 処理されたアーティクルのラベリング
- 処理されたアーティクルに対する過渡的な措置
- その他の事項
- 付属書類
付録:定義された専門用語間の関係理解の為の補助図
この日本語版では企業の皆さんの扱う製品が“殺生物性製品”、または“処理されたアーティクル”なのか、それらのいずれでもないのかを判定する為の情報が提供されています。訳出に当たっては、記載内容が豊富ではあるものの、電機業界の関係者のニーズを勘案して優先度の高いと思われる部分のみを抜粋して訳出しています。
※このFAQ 文書は規則全般についてではなく、“処理されたアーティクル”のみに関する特定の質問に対する回答という構成で書かれており、詳しい背景は多くの場合、省略されています。深く知りたい場合は元の規則原文に立ち戻って解釈する必要があります。
なお、この問答集は2012年6月までパナソニック㈱に在籍し、環境分野の専門家として活躍されてきた村越茂富氏による訳文ですが、同氏は従来より環境法規制の対応に係わってきており、特にEUのREACH規則やRoHS指令の動向に精通しセミナーなどでも講師として活躍されております。また、弊社のパートナーとしてもご協力いただいております。
- 製品名:
EU殺生物性製品規則(BPR)の“処理されたアーティクル”に関する問答集(FAQ)日本語版<2012年12月末欧州委員会作成版> - 提出物:
日本語版:PDFファイル(A4判46ページ)
*申し込みいただき次第、即日の納品が可能です。 - 価格:
28,000円(税別) - 申込先:
contact@envix.co.jp(担当:中里)
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![]() 2011年1月15日付け官報公布、2011年5月1日適用開始、「食品に接触することを意図するプラスチック材料及び製品に関する2011年1月14日付け欧州委員会規則(EU) No 10/2011(欧州経済領域に関連する法文)」。 |
2024年4月5日 | |
法規和訳 |
![]() 2006年12月29日付け官報公布、2008年8月1日適用開始、「食品に接触することを意図する材料及び製品の適正製造規範に関する2006年12月22日付け欧州委員会規則(EC) No 2023/2006(欧州経済領域に関連する法文)」。 |
2024年4月5日 | |
法規和訳 |
![]() 2004年11月13日付け官報公布「指令80/590/EEC及び指令89/109/EECを廃止する食品に接触することを意図する材料及び製品に関する2004年10月27日付け欧州議会及び理事会規則(EC) No 1935/2004」。 |
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2018年12月1日 |
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