国際、その他の国・地域の主要規制テーマ

ADONA 規制動向

ADONAは、PFASのサブグループの1つである「ペルフルオロエーテルカルボン酸(PFECA)」の1種であり、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)の代替品として開発された。

化学名:
3H-ペルフルオロ-3-[(3-メトキシ-プロポキシ)プロパン酸]アンモニウム塩

分子式:
CF3O(CF2)3OCHFCF2COONH4

構造式:

健康・環境への有害性

欧州連合・CLP規則

現時点で「調和化された分類」はない。

国際条約における規制動向

ストックホルム条約

残留性有機汚染物質として提案されていない。

EU(欧州連合)における規制動向

REACH規則

ADONAは、ドイツが「共同体ローリング行動計画(CoRAP)」に従って、2017年から評価を実施していた。ADONAの「物質評価結論文書」が2021年4月12日に公表され、「PBT/vPvBの疑い」、「水および土壌中での移動性が高く、飲料水源に影響を与える可能性あり(High mobility in water and soil and a possible impact on drinking water sources)」などから下表に示す結論となった。

結論 欧州連合レベルのフォローアップ規制措置の必要あり:制限
フォローアップ措置 制限のための附属書XV関係書類(広範なPFAS制限)
意図時期 2021年
当事者(Actor) ドイツ、オランダ、ノルウェー、スウェーデンおよびデンマーク

米国における規制動向

2020会計年度国防権限法(FY2020 NDAA)

ADONAは、米国環境保護庁(EPA)長官が、FY2020 NDAAの制定日(2019年12月20日)から2年以内に、有害物質排出目録(TRI)への収載に対するクライテリアのいずれか1つを満たしているか否かを決定しなければならない物質として、FY2020 NDAAの第7321条の「(d)項(決定後の収載)」の「(2)記載される物質」に記載されている。

EPAは、国防総省(DoD)の戦略的環境試験開発プログラム(Strategic Environmental Research and Development Program)と連携して、排水、地表水、地下水、土壌、バイオソリッド、底質、埋立地浸出物、および魚組織における9つの化合物クラスにわたる40種類の「ペル/ポリフルオロアルキル物質(PFAS)」のターゲット分析法であるMethod 1633の第4次草案を2023年7月28日に公表した。当該草案は、国家汚染物質排出削減システム(NPDES)許可を含む様々な用途で使用可能である。Method1633で定量分析可能なPFASの中に、ADONAがある。

 

セミナー・イベント情報

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2022年10月6日
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2024年7月5日
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国際、欧州、北米、アジアの製造/輸出入/使用の禁止・制限が進められている化学物質について規制別/添加剤別・規制状況を報告・解説します。
2023年7月21日
PFAS規制 最新動向報告ウェビナー(オンデマンド配信)
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2023年5月30日
ビスフェノール類規制動向解説ウェビナー(オンデマンド配信)
米国、EUを中心に160種~のビスフェノール類に関する規制動向を解説!
2022年11月25日

全開催履歴は下記リンクよりご覧ください。
セミナー・イベント一覧

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更新日 規制分野 記事タイトル(タイトル・記事全文は有料版で配信しております
2024年2月21日 化学物質 米国 米国EPA、HDPE製の容器から32種類のPFASを直接…
2024年2月7日 化学物質 米国 米国EPA、水環境中のPFASを測定するための2つの分析方法…
2023年10月23日 水質汚染・水資源管理 ドイツ ドイツ環境庁、PFASの飲料水指針値を導き出すた…
2023年8月8日 水質汚染・水資源管理 米国 米国EPA、40種類のPFASのターゲット分析法であるMeth…
2021年6月4日 水質汚染・水資源管理 米国 米国EPA、飲料水の処理可能性データベースに11種…

関連製品

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化学物質 報告書 PFAS規制 基礎解説ガイド(音声付き)
PFAS規制初学者の方、基礎知識の復習をご要望の方へ、定義、用途、人の健康および環境に対する有害性リスクを解説する音声付き資料です。最新動向報告ウェビナー/解説レポートと合わせてご利用ください。
2022年6月18日
報告書 PFAS規制解説レポート
欧米のPFAS規制対応のための情報源としてご活用ください。各PFASの規制内容については、解説に必要な範囲で原文および和訳の対照表(必要に応じて草案を含む)を記載。
2021年10月11日
法規和訳 サウジアラビア版RoHS 電気・電子機器等における有害物質の制限に関する技術規則
本規則の内容は、2020年11月26日にWTO-TBT通報した規則案および2018年3月28日にGCCがWTOに届けたGCCの規則案と異なる点が見受けられる。
2021年7月29日
法規和訳 GCC GSO技術規則案 電気・電子機器への特定有害物質の使用の制限 2018年8月29日
法規和訳 UAE RoHS規則及び規則実施ガイドラインver.2.0 2018年1月10日

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海外環境規制トレンド・レポート

下表は国際、その他の国・地域の化学物質規制情報に関する報告書の一覧です。

規制分野 規制テーマ(報告書の名称)
化学物質 デカブロモジフェニルエーテル(DecaBDE)規制動向
N-メチル-2-ピロリドン(NMP)規制動向
ビスフェノールB(BPB)規制動向
ビスフェノールF(BPF)規制動向
ビスフェノールS(BPS)規制動向
ビスフェノールAF(BPAF)規制動向
EEA-NH4 規制動向
ADONA 規制動向
GenX(HFPOダイマー酸およびそのアンモニウム塩)規制動向
ペンタクロロフェノール(PCP)規制状況
PVC(ポリ塩化ビニル)規制動向
ビスフェノールA(BPA)規制動向
中鎖塩素化パラフィン(MCCPs)規制動向
UV-328 規制動向
デクロランプラス(DP)規制動向
バーゼル条約
水銀規制・水俣条約
PIC条約(ロッテルダム条約)
POPs条約(ストックホルム条約)
PFHxS 規制動向
PFOA(ペルフルオロオクタン酸)規制動向
PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)規制動向
PFHxA(ペルフルオロヘキサン酸)その塩および関連物質

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個別調査・海外現地調査

コラム・無料記事

国際、その他の国・地域に関連するコラム・無料記事(不定期更新)の一覧です。

規制テーマ コラム・無料記事 更新日
化学物質 POPs条約のデクロランプラス/UV-328に関する「附属書A 廃絶」の改正を通報
通報日である2024年2月26日から1年を経過した時点で発効する。
2024年4月10日
各国のペンタクロロフェノール(PCP)規制状況
主に農薬や殺虫剤関連の法令のなかでPCPは規制されていますが、工業用化学品に関する規制においてもPCPは対象物質に挙げられています。各国におけるPCPの製造、輸入、使用などに関わる規制の一例をまとめましたのでご参考ください。
2023年7月31日
米マクドナルド、食品包装におけるPFAS使用を全世界で禁止へ
PFASへの対策はいま世界中で議論されており、企業による取り組みとともに、欧米を中心とした規制化が進んでおります。
2021年3月10日
日米欧の化学物質規制 1年間の注目動向
日本、米国、欧州連合(EU)の化学物質規制の1年間と今後注視すべき規制要件を概説。世界環境法規制ウェビナー(10月開催)に向けた特別コラムです。
2020年9月14日
海外のGHS・MSDSの制定状況~オーストラリア・ニュージーランド・シンガポール・ブラジル 2009年9月3日