連邦省エネプログラム バッテリーチャージャー省エネ基準・評価手順
米国エネルギー省(DOE)連邦省エネプログラム
2016年5月発行
連邦バッテリーチャージャー省エネ基準 最終規則
2016年6月発行
連邦バッテリーチャージャー評価手順 最終規則
対象製品確認のための官報部分訳、評価手順の和訳、その他関連資料のご案内
2016年5月と6月、米国エネルギー省(DOE)は、バッテリーチャージャーに関する省エネ規準(Standards)と評価手順(Test Procedure)に関する二つの最終規則を発行しました。
対象製品は、広範囲の消費者製品用バッテリーチャージャーシステムとされていますが、「自社製品が対象か明確に判定できない」との問い合わせが弊社に寄せられております。
また、各規則の遵守日についても、省エネ基準は2018年6月13日と猶予がありますが、評価手順の遵守日は2016年11月16日と定められており、「評価手順を理解している時間がない」や「現流機器も再評価、再認証、再登録が求められるのか」といった声が上がっております。
さらに、州規則との関連についても、「カリフォルニア州は?」「オレゴン州は?」「カナダのブリティッシュコロンビア州は?」などと、混乱をきたしております。
弊社に寄せられた質問と回答の一部を紹介します。
Q1. 対象製品の定義の詳細がわからなくて自社の製品が対象になるか判断できない。
A1. 省エネ基準に「バッテリーチャージャーの定義は、連邦法規類集42 U.S.C.§6291. Definitions (32)に記載されている、消費者用製品のバッテリーを充電する機器。他の消費者用製品に内蔵されているバッテリーチャージャーも含む」と記載されています。しかし、実際のところ、この連邦法規類集を参照しても明確になりません。
官報に対象製品のスコープとスコープを決定した経緯が記載されており、官報を読むと理解することができますが、A4版で約240ページにもなるため、必要な部分を抜き出し、弊社で日本語版和訳を作成しました。
Q2. 消費者用製品に内蔵されているバッテリーチャージャーの評価はどのようにやればよいか。
A2. 必要事項は連邦法規類集にほぼ記載されています。
測定指標について。省エネ基準は1から7のクラスの最大UEC(Unit Energy Consumption)を規定している。UECはバッテリーの充電に使用されなかったエネルギーの総量。指標をUECにまとめることで省エネ設計の自由度を持たせている。つまり従来の測定指標と異なります。遵守日は2016年11月16日です。
Q3. カリフォルニア州、オレゴン州、カナダブリティッシュコロンビア州の省エネ規則の扱いについて。
A3. 連邦省エネ基準とスコープが一致する部分は、連邦省エネ基準が発効するとPre-emptされるとDOEは言っています。つまり無効となる。遵守日が近い評価手順に関して、カリフォルニア州エネルギー委員会がウエビナーを開始し、明確にしています。弊社で、本ウエビナーのパワーポイント資料とQ&Aの日本語版和訳を作成しました。
本件でお困りの際は、是非とも下記文書の購入をご検討ください。
本製品について
EnviXは本文書の日本語版(和訳)を販売しております。
製品名 |
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発売・更新日 | 2018年1月5日 |
納品物 |
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販売価格 |
3点セット 50,000円(税別) |
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