
英国 RoHS / UKCAマーキング
EnviXはEU離脱(Brexit)後の「英国 RoHS / UKCAマーキング」関連法規とその動向について調査・報告しております。情報収集や調査のご相談など、お気軽にご連絡ください。
弊社メールマガジンにて一部の情報を無料配信しております。
以下、無料情報につき概要のみ紹介します。
英国 RoHS / UKCAマーキング関連法規と主な動向
- The Waste (Miscellaneous Amendments) (EU Exit) (No. 2) Regulations 2019 No. 188
- The Waste and Environmental Permitting Etc. (LegislativeFunctions and Amendment Etc.) (EU Exit) Regulations 2020 No.1540
- The Hazardous Substances and Packaging (Legislative Functions and Amendment) (EU Exit) Regulations 2020 No.1647
- The Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment (Amendment) Regulations 2021 No. 422
- The Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment (Amendment) (No. 2) Regulations 2021 No.1395
- UKCAマーキングガイダンス(2020年9月、2021年8月、2022年11月、2024年5月更新)
- 北アイルランド UKNIマーキングガイダンス
- The Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment (Amendment) Regulations 2022 No. 622
The Waste (Miscellaneous Amendments) (EU Exit) (No. 2) Regulations 2019 No. 188
2012 No. 3032 英規則(RoHS指令の国内法)における改正であり、同規則の第18条などでは、以下のように規定されている。
- CEマーキングの定義の削除
- UKマーキングの定義の追加
環境省と製品安全基準局は2021年2月16日、GB(イングランド、ウェールズ、スコットランド)市場に上市する電気電子機器を対象に、GB有害物質(RoHS)規則の適用除外規定の運用方法に関するガイダンスを発行した。GB RoHSの適用除外を申請するには、この手順にのっとって手続きを進める。
The Waste and Environmental Permitting Etc. (LegislativeFunctions and Amendment Etc.) (EU Exit) Regulations 2020 No.1540
EU離脱協定法や、同法に含まれる北アイルランド議定書を反映するために、Regulations 2019 No. 188等の規制内容を改正したもの。RoHS指令を含むEUの廃棄物関連規則が北アイルランドでは引き続き効力を持ち、英国独自の廃棄物関連規則は北アイルランドとグレートブリテンで適用が一部異なることを定めている。
The Hazardous Substances and Packaging (Legislative Functions and Amendment) (EU Exit) Regulations 2020 No.1647
EU離脱協定法や、同法に含まれる北アイルランド議定書を反映するために、Regulations 2019 No. 188等の規制内容を改正したもの。RoHS指令で欧州議会とEU理事会に付与されてきた立法権限を、英国内の管轄機関に移管することを定めている。
The Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment (Amendment) Regulations 2021 No. 422
EUのRoHSでは、カドミウムの濃度値を0.01%と定めているが、英国RoHS規則では0.1%としていた。この点を、EUに合わせて0.01%に訂正した。
The Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment (Amendment) (No. 2) Regulations 2021 No.1395
英国RoHS規則において、使用が制限される物質のリストに関する修正(DEHPなどの使用制限の対象拡大)、および適用除外項目の追加。
UKCAマーキングガイダンス(2020年9月、2021年8月、2022年11月、2024年5月更新)
一定の条件を満たす製品は、2021年1月1日からUKCA(UK Conformity Assessed)マーキングを使用できる。技術要件及び適合評価プロセス・規格は、現行とほとんど同様である。なお英政府は2021年8月、CEマーキングを引き続き使用できる期限を1年延期し、2023年1月1日までとする方針を明らかにした。「2021年製品安全性および度量衡等(改正)規則」(The Product Safety and Metrology etc. (Amendment) Regulations 2021 No.1273)によって、この延期が正式に定められた。また2022年11月には、CEマーキングを引き続き使用できる期限をさらに2年延期し、2024年12月31日までとする方針を明らかにした。「2022年製品安全性および度量衡(改正および経過措置)規則」(The Product Safety and Metrology (Amendment and Transitional Provisions) Regulations 2022 No. 1393)によって、この延期が正式に定められた。2024年5月に「2024年製品安全および度量衡等(修正)規則」(The Product Safety and Metrology etc. (Amendment) Regulations 2024 No.696、施行日:2024年10月1日)が成立し、RoHS 規則やエコデザイン規則を含む21法令の対象製品についてはCEマーキングの使用が無期限で認められる。
北アイルランド UKNIマーキングガイダンス
英ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)は2020年10月30日、北アイルランドで上市される基準適合製品のうち、一定の条件を満たす場合に表示が義務付けられる「UKNIマーク」についてガイダンスを公表した。
The Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment (Amendment) Regulations 2022 No. 622
英国RoHS規則において、適用除外のリストに関する細かい修正、および適用除外項目の追加。
The Restriction of Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment (Exemptions) (Fees) Regulations 2022 No. 1383
2023年4月6日以降、RoHS規則の適用免除の新規、更新、取り消しの申請者から審査料として1件あたり一律3万9721ポンド(約670万円)を徴収することを規定する。申請撤回時はそれまでにかかった費用だけが差し引かれ、残りが返金される。実際にかかった費用が徴収額を下回る場合も一部返金される。
The Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment (Amendment) Regulations 2023 No. 658
照明器具での水銀の使用について、英国RoHS規制における制限の適用除外の条件を変更する内容。EUのRoHS指令改正と足並みをそろえる形となっている。
セミナー・イベント情報
当社主催のイギリス関連セミナーをご紹介します。
規制テーマ | セミナー・イベント名称 | 開催日 |
---|---|---|
全般 |
世界環境法規制ウェビナー2024(終了)
2024年10月16日(水)より全4日間12講演をライブ&オンデマンド配信 欧州、米州、中国、東南アジアにおける環境規制の最新動向を総まとめする年に1度のシリーズ・ウェビナーです。 |
2024年10月17日 |
無料ウェビナー 世界の最重要環境規制トレンド解説(終了)
2024年6月20日に発売した世界環境規制トレンド・レポート第32号の中から最も重要な10テーマをピックアップして解説する無料ウェビナーを開催します。 |
2024年7月24日 | |
世界環境法規制ウェビナー2023(終了)
EU、北米、中国、東南アジア、ラテンアメリカにおける環境規制の最新動向を総まとめする年に1度のウェビナーです。全4日間13講演、2023年10月17~26日開催。2023年12月末までオンデマンド受講可、視聴回数制限なし。 |
2023年10月17日 | |
世界環境法規制ウェビナー2022(終了)
各国の1年間の主要規制動向を総まとめする、年に一度の弊社人気企画です。今回は第18回開催となります。規制担当者の研修・キャッチアップ、事業戦略・計画立案のための情報ソースとしてご活用ください! |
2022年10月6日 | |
無料ウェビナー ESG & コロナ時代の海外環境コンプライアンスを考える(終了) | 2020年12月17日 | |
化学物質 |
受付中
無料Webラジオ 化学物質法規制トレンド情報「ケミ☆トーク」
世界各国の化学物質法規制分野に特化したトレンド情報を真面目に楽しくお届けする、とことんマニアックなWebラジオ番組です。 |
2025年3月4日 |
PFAS規制 最新動向報告ウェビナー(オンデマンド配信)
EU REACH規則に基づくユニバーサルPFAS制限提案、米国連邦と各州の製品含有PFASの規制強化など、直近の重要規制動向について、弊社第5回となる報告ウェビナーを開催/解説レポートを発売します。 |
2024年12月13日 | |
プラスチック添加剤規制 最新動向報告ウェビナー/解説レポート(オンデマンド配信)
国際、欧州、北米、アジアの製造/輸出入/使用の禁止・制限が進められている化学物質について規制別/添加剤別・規制状況を報告・解説します。 |
2023年7月21日 | |
ビスフェノール類規制動向解説ウェビナー(オンデマンド配信)
米国、EUを中心に160種~のビスフェノール類に関する規制動向を解説! |
2022年11月25日 |
全開催履歴は下記リンクよりご覧ください。
セミナー・イベント一覧
毎年好評をいただいております「世界環境法規制セミナー(毎年秋頃開催)」に加え、不定期で専門セミナーを企画しております。セミナー開催情報は当サイトと合わせ、海外環境規制メルマガ(無料)でもご案内しております。 海外環境規制メルマガ(無料)
最新動向
イギリスの環境規制・市場動向を調査・分析し、その動向と法規・法令の公布・改正情報を「海外環境法規制モニタリング」で配信しております。企業様にとっては、日々ニュースソースを監視・選別する労力を大幅に軽減できるだけでなく、個別の質問にお応えするパートナーとして機能します。
海外環境法規制モニタリング
下記に、本サービスで配信中の記事タイトルを抜粋して紹介しております(不定期更新)。有償サービスでは速報、月例レポート、公布・改正法規リスト、WEB検索アーカイブをご利用いただけます。是非とも導入をご検討ください。
更新日 | 規制分野 | 記事タイトル(タイトル・記事全文は有料版で配信しております) |
---|---|---|
2024年6月12日 | 製品設計・ラベル | ![]() |
2024年5月15日 | 製品設計・ラベル | ![]() |
2024年4月8日 | 化学物質 | ![]() |
2024年2月5日 | 製品設計・ラベル | ![]() |
2023年4月12日 | 化学物質 | ![]() |
2023年3月21日 | 化学物質 | ![]() |
2023年3月13日 | 化学物質 | ![]() |
2023年1月17日 | 廃電気電子機器 | ![]() |
2023年1月12日 | 化学物質 | ![]() |
2022年11月16日 | 化学物質 | ![]() |
2022年11月15日 | 化学物質 | ![]() |
2022年7月19日 | 化学物質 | ![]() |
2022年7月14日 | 化学物質 | ![]() |
2022年4月21日 | 化学物質 | ![]() |
2021年8月8日 | 化学物質 | ![]() |
2021年5月8日 | 化学物質 | ![]() |
2021年3月6日 | 化学物質 | ![]() |
2021年2月11日 | 化学物質 | ![]() |
2020年5月13日 | 廃電気電子機器 | ![]() |
2020年2月15日 | 廃棄物 | ![]() |
2019年12月31日 | 化学物質 | ![]() |
2019年8月9日 | 化学物質 | ![]() |
2019年3月15日 | 廃電気電子機器 | ![]() |
2019年1月11日 | 廃棄物 | ![]() |
2018年11月16日 | 化学物質 | ![]() |
2018年3月2日 | 化学物質 | ![]() |
2016年4月19日 | 環境政策全般 | ![]() |
2015年2月21日 | 化学物質 | ![]() |
2014年12月10日 | 廃電気電子機器 | ![]() |
2014年7月29日 | 化学物質 | ![]() |
2013年9月6日 | 化学物質 | ![]() |
2009年12月16日 | 廃電気電子機器 | ![]() |
関連製品
EnviXは企業の環境コンプライアンスや経営・市場戦略立案に役立つ情報を提供を提供しております。
イギリスの環境法・環境規制動向
イギリスの化学物質規制情報に関連する製品を下記に紹介します。
規制分野 | 製品区分 | 製品・サービス名 | 発売・更新日 |
---|---|---|---|
全般 | - |
海外環境法規制モニタリング
世界全体の環境法規制の動向をお届けする基幹サービス。同分野の豊富な知識と経験、高度な翻訳能力を兼ね備えた当社研究員が厳選した価値ある情報を速報、月例報告書、検索可能なWEBアーカイブでご提供します。 |
常時更新 |
- |
海外環境規制トレンド・レポート
世界主要国における環境法規制の直近6ヶ月から1年間の動向を中心に調査し、ご報告する調査報告書です。 |
年2回更新 | |
- |
海外環境法規制メルマガ(無料)
海外の環境規制情報を要約して月1回、毎月上旬に配信します。累計1千人以上が購読する、環境規制担当・経営担当必読のメールマガジンです。 |
毎月配信 |
EnviXは各国の環境規制テーマについて、その中長期動向の調査報告書を作成・提供しております。
海外環境規制トレンド・レポート
下表はイギリスの化学物質規制情報に関する報告書の一覧です。
規制分野 | 規制テーマ(報告書の名称) |
---|---|
化学物質 |
![]() |
![]() |
|
![]() |
|
![]() |
EnivXでは日々の海外の環境規制動向の情報提供業務に裏付けられた、様々なノウハウやネットワークを活用し、お客様の様々な個別のご要望にお応えする調査のご相談も承っております。委託調査ページでは実績例等のご紹介もしておりますので、参考にされた上で、まずはお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。
個別調査・海外現地調査
コラム・無料記事
イギリスに関連するコラム・無料記事(不定期更新)の一覧です。
規制テーマ | コラム・無料記事 | 更新日 |
---|---|---|
化学物質 |
![]() CEマーキングを引き続き使用できる期限をさらに2年延期し、2024年12月31日までとする方針を明らかにした。 |
2022年12月28日 |
![]() EUから独立した英国独自のCLP(化学品の分類・表示・包装)、PIC(有害物質の輸出入)、BPR(殺生物性製品)規制体制が最終的に整備された。 |
2021年2月1日 | |
![]() 2021年1月1日施行。英国市場に入る化学品に関して、製造者と輸入者が、UK REACH規則の下で登録する義務を負う。 |
2020年10月5日 |