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英国、2020年化学品規則を施行 – EUから独立したCLP&PIC体制を整備

当社サービス「海外環境法規制モニタリング」の月例報告書(2021年1月号)より、「英国、2020年化学品規則を施行 – EUから独立したCLP&PIC体制を整備」について紹介します。
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海外環境法規制モニタリング

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英国政府は2021年1月1日、「2020年英国化学品(健康と安全)及び遺伝子組換え(密閉利用)(改正等)(EU離脱)規則」を施行した。これにより、EUから独立した英国独自のCLP(化学品の分類・表示・包装)、PIC(有害物質の輸出入)、BPR(殺生物性製品)規制体制が最終的に整備された。

2020年12月31日の移行期間終了後、EU離脱法の規定により、離脱の時点で有効な既存のEU法制度が英国法に保存(または転換)された。このうち本規則は、2019年英国化学品規則を改正し、CLP、PIC、BPRの各制度を管理する法令を、移行期間終了後も有効に機能するようにした。こうして英国のEU離脱に伴い、各法令の不備を是正するための改正を、本規則によって実施した。

その眼目の1つは、グレートブリテン(イングランド、スコットランド、ウェールズ)に対して、北アイルランド議定書を有効にするための改正であった。

北アイルランド議定書が発効した結果、移行期間終了後も北アイルランドの多くの分野の法令がEUとの連携を保持することになった。CLP、PIC、BPR規則もそうである。したがって、2019年英国化学品規則を改正して、移行期間終了時に発効する取り決めから、北アイルランドを除外する必要があった。

こうして、関連する英国法が英国全域に適用されなくなることから、本規則では、「英国」または「UK」との表示を、それぞれ「グレートブリテン」または「GB」に改めた。ただし、場合によって、英国全域(UK)に言及している法律の部分もある。

CLP規則の場合、北アイルランドの企業は、GBの分類、包装、表示の要件を満たすことを条件に、GBに化学品を直接供給することができる。その際、化学物質の有害性分類と表示を確認するため、所管官庁である保健安全執行部(HSE)に届け出なければならない。また、知的所有権を保護するため化学物質の名称を変更したい企業は、別の化学物質の名称を使用する要請をHSEに出すことができる。

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