インド EPR制度 非鉄金属(アルミ・銅・亜鉛)
EnviXは「インド ERP制度」について、規制動向の調査報告書を作成・提供しております。本ページでは 廃タイヤの拡大生産者責任について紹介します。
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基本情報・概要
法規・政策の名称(現地語名) | 公布日・施行日等 |
---|---|
2016年有害及びその他の廃棄物(管理及び越境移動)規則 Hazardous Other Wastes (Management and Transboundary Movement) Rules, 2016 |
2016年4月4日公布 即日施行 |
(案)2024年有害及びその他の廃棄物(管理及び越境移動)二次改正規則 (Draft)Hazardous Other Wastes (Management and Transboundary Movement) Second Amendment Rules, 2024 |
2024年8月14日公表 未公布 |
インド環境森林気候変動省(MoEFCC)は2024年8月14日、「2024年有害及びその他の廃棄物(管理及び越境移動)二次改正規則」の案を公表し、60日間の意見募集を開始した。本規則案では、非鉄金属である「アルミ・銅・亜鉛」およびその含有製品に関する拡大生産者責任(EPR)制度を規定しており、規制対象の非鉄金属製品の生産者(producer)には登録、リサイクル目標の達成、年次報告書の提出などの義務が新たに課される。違反行為に対しては、環境補償金の形で罰金が課される。本規則案は正式に公布された場合、2025年4月1日より施行される予定である。
「生産者」(producer)の定義
ディーラー、小売業者、EC業者などの販売手法に関係なく、以下いずれかの行為を行う個人または事業者をいう:
- 非鉄金属またはその合金を使用し、非鉄金属製の製品およびその構成部品または消耗品、部品、予備品を製造し、自社ブランドで販売する
- ほかの製造者またはサプライヤーが、非鉄金属またはその合金を使用し製造した非鉄金属製の組立済みの製品、およびその構成部品または消耗品、部品、予備品を、自社ブランドで販売する
- 非鉄金属またはその合金を使用した輸入製品、およびその構成部品または消耗品、部品、予備品を、自社ブランドまたはオリジナルブランドで販売する
- 非鉄金属製の使用済み機器または製品、スクラップを輸入する
対象製品は本規則案の別表IIで以下の通り規定される。
- 飲料缶、エアゾール缶およびその他類似製品
- 食品や医薬品用の包装フィルムおよびその他類似製品
- ドア、窓、シャッター
- アルミ複合パネル(ACP)
- アルミパーティション、グリルおよびその他類似製品
- 食器(調理器具、容器、収納およびその他類似製品)
- テーブル、椅子、ベンチ、はしごなどの家具(ドアノブ、取っ手、金物を含む)
- 屋根や天井のシート
- モーター、ポンプ、オルタネーターおよびその他類似製品
- 導体ケーブル、電線、導線
- 衛生陶器(sanitary ware)およびその付属品
- 継手
- アルミ合金製自転車
- 変圧器
- 発電機セット
- 集中空調設備
- アパレル製品(ベルトのバックル、ファスナー、靴など)
- 玩具
リサイクル義務
生産者は2025年度より、「『年度-製品平均寿命』の年度における非鉄金属製品の10%」の式で計算されたリサイクル目標を達成する義務がある。この割合は2年置きに引き上げられ、2031年度以降は75%と設定されている。これを履行する方法は、リサイクラーよりEPR証書を購入し目標値と相殺することが必要となる。ただし、施行日(2025年4月1日)以降の新規設立の生産者については、設立より2年後に義務が発生する。
※本規則の正式公布後には和訳を販売する予定です。
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無料情報は以上となります(2024年9月11日最終更新)。本規制テーマに関する最新情報、中長期動向報告書のご要望、また個別調査等のご相談などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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