英国 エコデザイン
EnviXはEU離脱(Brexit)後の「英国エコデザイン」関連法規とその動向について調査・報告しております。情報収集や調査のご相談など、お気軽にご連絡ください。
弊社メールマガジンにて一部の情報を無料配信しております。
以下、無料情報につき概要のみ紹介します。
英国エコデザイン関連法規と主な動向
- The Ecodesign for Energy-Related Products and Energy Information (Amendment) (EU Exit) Regulations 2019 No. 539(2010年規則No. 2617の改正)
- The Ecodesign for Energy-Related Products and Energy Information (Amendment) (EU Exit) Regulations 2020 No.1528
- The Ecodesign for Energy-Related Products and Energy Information Regulations 2021 No.745
- UKCAマーキングガイダンス(2020年9月、2021年8月、2022年11月、2024年5月更新)
- 北アイルランド UKNIマーキングガイダンス
- The Ecodesign for Energy-Related Products and Energy Information (Amendment) (Northern Ireland) (EU Exit) Regulations 2021 No.924
- The Ecodesign for Energy-Related Products and Energy Information (Amendment) Regulations 2021 No.1097
- UKCAマーキング:適合性評価・記録ガイダンス(2022年8月公表)
The Ecodesign for Energy-Related Products and Energy Information (Amendment) (EU Exit) Regulations 2019 No. 539(2010年規則No. 2617の改正)
EU調和規格が、英国指定の規格に置き換わっており、また「第4条 適合評価、適合宣言及びCEマーング」では、CEをUKと置き換えている。
「附則2 EUエコデザイン規則の改正」では、エコデザイン関連の委員会規則(28の製品固有のEU規則)に関する用語の置き換え、適合評価、製品の適合検証に関して改正している(例えば、待機電力規則(EC) 1275/2008など)。
The Ecodesign for Energy-Related Products and Energy Information (Amendment) (EU Exit) Regulations 2020 No.1528
EU離脱協定法や、同法に含まれる北アイルランド議定書を反映するために、Regulations 2019 No. 539の規制内容を改正したもの。英国独自のエコデザイン関連規則が、英国全体ではなく、グレートブリテンのみに適用され、北アイルランドではEUのエコデザイン関連規則が引き続き効力を持つことを規定する。
The Ecodesign for Energy-Related Products and Energy Information Regulations 2021 No.745
英規則2010 No. 2617を改正し、電化製品の製造者が一定期間にわたって修理用パーツを消費者に提供しなければならないことを定めるほか、白物家電のエネルギー効率に関する基準を引き上げた。
エネルギーラベルの表示方法はA~Gでの分類に改められた(従来の「A+」「A++」「A +++」が撤廃された)。また英国がEUから離脱したことを踏まえ、エネルギーラベルには従来のEU旗のイラストの代わりに、英国旗(ユニオンフラッグ)のイラストが表示される。
UKCAマーキングガイダンス(2020年9月、2021年8月、2022年11月、2024年5月更新)
一定の条件を満たす製品は、2021年1月1日からUKCA(UK Conformity Assessed)マーキングを使用できる。技術要件及び適合評価プロセス・規格は、現行とほとんど同様である。なお英政府は2021年8月、CEマーキングを引き続き使用できる期限を1年延期し、2023年1月1日までとする方針を明らかにした。「2021年製品安全性および度量衡等(改正)規則」(The Product Safety and Metrology etc. (Amendment) Regulations 2021 No.1273)によって、この延期が正式に定められた。また2022年11月には、CEマーキングを引き続き使用できる期限をさらに2年延期し、2024年12月31日までとする方針を明らかにした。「2022年製品安全性および度量衡(改正および経過措置)規則」(The Product Safety and Metrology (Amendment and Transitional Provisions) Regulations 2022 No. 1393)によって、この延期が正式に定められた。2024年5月に「2024年製品安全および度量衡等(修正)規則」(The Product Safety and Metrology etc. (Amendment) Regulations 2024 No.696、施行日:2024年10月1日)が成立し、RoHS 規則やエコデザイン規則を含む21法令の対象製品についてはCEマーキングの使用が無期限で認められる。
北アイルランド UKNIマーキングガイダンス
英ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)は2020年10月30日、北アイルランドで上市される基準適合製品のうち、一定の条件を満たす場合に表示が義務付けられる「UKNIマーク」についてガイダンスを公表した。
The Ecodesign for Energy-Related Products and Energy Information (Amendment) (Northern Ireland) (EU Exit) Regulations 2021 No.924
北アイルランドではEUのエコデザイン関連規則が引き続き効力を持つことを踏まえ、北アイルランド当局がEUの定める権限を実行できるようにする内容。
The Ecodesign for Energy-Related Products and Energy Information (Amendment) Regulations 2021 No.1097
EUのエコデザイン関連規則から引き継がれた複数の国内法の間で齟齬がある部分などを微調整する内容。また、イングランド、ウェールズ、スコットランドの各当局が、エコデザイン関連規則の権限を実行できるようにする修正も加えられた。
UKCAマーキング:適合性評価・記録ガイダンス(2022年8月公表)
2023年1月1日からUKCAマーキングの表示が義務付けられるのに伴い、自己宣言が認められる製品の範囲や、EUの認証機関によって行われた適合性評価を使ってUKCAマーキングの条件を満たす方法などが説明されている。
セミナー・イベント情報
当社主催のイギリス関連セミナーをご紹介します。
規制テーマ | セミナー・イベント名称 | 開催日 |
---|---|---|
全般 |
受付中
世界環境法規制ウェビナー2024
欧州、米州、中国、東南アジアにおける環境規制の最新動向を総まとめする年に1度のシリーズ・ウェビナーです。全4日間12講演、ライブ&オンデマンド配信。 |
2024年10月16日 |
無料ウェビナー 世界の最重要環境規制トレンド解説(終了)
2024年6月20日に発売した世界環境規制トレンド・レポート第32号の中から最も重要な10テーマをピックアップして解説する無料ウェビナーを開催します。 |
2024年7月24日 | |
世界環境法規制ウェビナー2023(終了)
EU、北米、中国、東南アジア、ラテンアメリカにおける環境規制の最新動向を総まとめする年に1度のウェビナーです。全4日間13講演、2023年10月17~26日開催。2023年12月末までオンデマンド受講可、視聴回数制限なし。 |
2023年10月17日 | |
世界環境法規制ウェビナー2022(終了)
各国の1年間の主要規制動向を総まとめする、年に一度の弊社人気企画です。今回は第18回開催となります。規制担当者の研修・キャッチアップ、事業戦略・計画立案のための情報ソースとしてご活用ください! |
2022年10月6日 | |
無料ウェビナー ESG & コロナ時代の海外環境コンプライアンスを考える(終了) | 2020年12月17日 |
全開催履歴は下記リンクよりご覧ください。
セミナー・イベント一覧
毎年好評をいただいております「世界環境法規制セミナー(毎年秋頃開催)」に加え、不定期で専門セミナーを企画しております。セミナー開催情報は当サイトと合わせ、海外環境規制メルマガ(無料)でもご案内しております。 海外環境規制メルマガ(無料)
最新動向
イギリスの環境規制・市場動向を調査・分析し、その動向と法規・法令の公布・改正情報を「海外環境法規制モニタリング」で配信しております。企業様にとっては、日々ニュースソースを監視・選別する労力を大幅に軽減できるだけでなく、個別の質問にお応えするパートナーとして機能します。
海外環境法規制モニタリング
下記に、本サービスで配信中の記事タイトルを抜粋して紹介しております(不定期更新)。有償サービスでは速報、月例レポート、公布・改正法規リスト、WEB検索アーカイブをご利用いただけます。是非とも導入をご検討ください。
更新日 | 規制分野 | 記事タイトル(タイトル・記事全文は有料版で配信しております) |
---|---|---|
2024年8月22日 | 製品設計・ラベル | 英国の小売大手Tesco、衣料品にデジタル製品パスポー… |
2024年6月12日 | 製品設計・ラベル | 英国で21法令の対象製品にCEマークの使用を無… |
2024年5月15日 | 製品設計・ラベル | 英政府、21法令の対象製品でUKCAマーク等のデジタル化… |
2024年2月5日 | 製品設計・ラベル | 英国、RoHS規則やエコデザイン規則の対象製品にCEマークの無… |
2023年8月16日 | 廃電気電子機器 | 英政府、イングランドの廃棄物防止プロ… |
2023年2月16日 | 製品設計・ラベル | 英政府、電球のエネルギー効率基準を引き上げる計… |
2021年11月17日 | 製品設計・ラベル | 英政府、省エネ製品の促進に向けた… |
2021年7月9日 | 製品設計・ラベル | 英政府、2021年9月からハロゲ… |
2021年4月9日 | 製品設計・ラベル | 英政府、白物家電の省エネ化や修理用パー… |
2020年10月10日 | 製品設計・ラベル | 英国政府、「2021年 エコデザインおよびエネルギーラベル規… |
2020年9月13日 | 製品設計・ラベル | 英国政府ガイダンス:移行期間終了後のエコデザイン/エ… |
2020年9月11日 | 製品設計・ラベル | 英政府、2021年1月以降の工業製品の上市方法につ… |
2020年2月14日 | 環境政策全般 | 英議会、新たな「環境法案」で審議入り、監督機関と… |
2019年9月10日 | 製品設計・ラベル | 英国ビジネス省、外部電源に対するエコデザイン… |
2019年3月31日 | 製品設計・ラベル | 英国、2019年エネルギー関連製品のエコデザインとエ… |
2018年1月4日 | 製品設計・ラベル | 英国ビジネス省、エコデザイン規則に関する生産者と輸… |
2016年11月6日 | 製品設計・ラベル | 英Green Alliance、スマートフォン等の修理可能性… |
2014年2月18日 | 製品設計・ラベル | 英国省エネトラスト、機器のエネルギーラベル申告値を… |
2009年12月18日 | 製品設計・ラベル | 環境省、電気電子機器の最小エネルギー効率基準案… |
関連製品
EnviXは企業の環境コンプライアンスや経営・市場戦略立案に役立つ情報を提供を提供しております。
イギリスの環境法・環境規制動向
イギリスの製品設計・ラベル情報に関連する製品を下記に紹介します。
規制分野 | 製品区分 | 製品・サービス名 | 発売・更新日 |
---|---|---|---|
全般 | - |
海外環境法規制モニタリング
世界全体の環境法規制の動向をお届けする基幹サービス。同分野の豊富な知識と経験、高度な翻訳能力を兼ね備えた当社研究員が厳選した価値ある情報を速報、月例報告書、検索可能なWEBアーカイブでご提供します。 |
常時更新 |
- |
海外環境規制トレンド・レポート
世界主要国における環境法規制の直近6ヶ月から1年間の動向を中心に調査し、ご報告する調査報告書です。 |
年2回更新 | |
- |
海外環境法規制メルマガ(無料)
海外の環境規制情報を要約して月1回、毎月上旬に配信します。累計1千人以上が購読する、環境規制担当・経営担当必読のメールマガジンです。 |
毎月配信 |
EnviXは各国の環境規制テーマについて、その中長期動向の調査報告書を作成・提供しております。
海外環境規制トレンド・レポート
下表はイギリスの製品設計・ラベル情報に関する報告書の一覧です。
規制分野 | 規制テーマ(報告書の名称) |
---|---|
製品設計・ラベル | 英国 エコデザイン |
EnivXでは日々の海外の環境規制動向の情報提供業務に裏付けられた、様々なノウハウやネットワークを活用し、お客様の様々な個別のご要望にお応えする調査のご相談も承っております。委託調査ページでは実績例等のご紹介もしておりますので、参考にされた上で、まずはお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。
個別調査・海外現地調査