欧州連合(EU) 欧州連合(EU)の主要規制テーマ

大気汚染防止(固定排出源、IPPC)

基本情報・概要

名称

a. 欧州のための大気質と清浄な空気に関する2008年5月21日の欧州議会と理事会の指令(2008/50/EC;大気質指令)
Directive 2008/50/EC of the European Parliament and of the Council of 21 May 2008 on ambient air quality and cleaner air for Europe

b. 産業排出物(統合的汚染防止・管理)に関する2010年11月24日の欧州議会と理事会の指令(2010/75/EU;産業排出物指令)
Directive 2010/75/EU on industrial emissions (IED)

c. 特定大気汚染物質の国別排出上限に関する2001年10月23日の欧州議会と理事会の指令(2001/81/EC;国別排出上限指令)
Directive 2001/81/EC of the European Parliament and of the Council of 23 October 2001 on national emission ceilings for certain atmospheric pollutants

d. 特定大気汚染物質の国別排出物の制限に関する2016年12月14日の欧州議会と理事会の指令(2016/2284/EU;国別排出制限指令)
Directive 2016/2284/EU on the reduction of national emissions of certain atmospheric pollutants

e.危険有害物質を含む大規模事故災害の制圧に関する2012年7月4日の欧州議会と理事会の指令(2012/18/EU;セベソⅢ指令)
Directive 2012/18/EU of the European Parliament and of the Council of 4 July 2012 on the control of major-accident hazards involving dangerous substances

公布・施行日等 a. 2008 年6月11日公布、即日施行
b. 2010年12月17日公布、2011年1月5日施行
c. 2001年11月27日公布、即日施行
d. 2016年12月17日公布、同年12月31日施行
e. 2012年7月24日公布、同年8月13日施行

大気質指令
大気質改善のためのEU基本法である。超微粒子(PM2.5)、二酸化硫黄、二酸化窒素(NO2)、PM10、鉛、一酸化炭素、ベンゼン、オゾン、ヒ素、カドミウム、ニッケル、多環芳香族炭化水素など、12種の大気汚染物質の大気中限界値や年間許容超過日数などの基準や規制目標を定めている。

産業排出物指令(IED;新IPPC指令)
産業活動や畜産業による大気、水、土壌への汚染物質排出を規制し、環境汚染を防止することを目的とする。産業活動を行う新規、既存の事業場による大気、水質、土壌への排出を総合的に規制している。

国別排出制限指令
酸性化、豊栄養化、地上オゾン汚染の原因となる5種(二酸化硫黄、窒素酸化物、揮発性有機化合物、アンモニア、超微粒子)を対象に、EU各国の削減公約を定めている。また、大気汚染物質の低減に関するヨーテボリ議定書改正に基づきEUと加盟国が行った2020年時点での削減公約も盛り込んでいる。2018年6月30日付で、国別排出上限指令に取って代わる。

セベソⅢ指令
特定産業活動による「危険有害物質を含む大規模事故災害の制圧に関する指令(セベソ指令)」が大元の法令である。危険有害物質の事業場外の放出を伴う大規模産業災害を防止するとともに、災害が発生した場合、人間や環境への危害を最小限に留めることを目的とする。