無料ウェビナー インドの拡大生産者責任(EPR)規制の概観

無料ウェビナー
インドの拡大生産者責任(EPR)規制の概観
2024年6月14日(金)配信

受講のお申し込みはこちら(無料)

インドでは人口と経済の急成長に伴い、プラスチックや廃電気電子機器をはじめとする廃棄物の問題が深刻化しています。

これに対処すべく、インドは2021年にプラスチック包装材に関する拡大生産者責任(EPR)制度を採用し、その回収やリサイクル、生産者の義務といった規定を定めています。このほかにも、電気電子機器、電池、タイヤ、使用済みオイルのそれぞれについてもEPR規制が公布、施行されてきました。

ところが、インド国内外でこうした環境法令への意識はいまだ低く、また、頻繁な法改正によって企業側でも混乱が生じています。そのため、その遵守率は低い状況であると現地では報道されています。

本ウェビナーでは、インドにおけるEPR制度の特徴や対象となる製品や企業、最新動向、近い将来の予定について解説します。

本ウェビナーの主な内容

  • 現行のEPR制度(対象製品と企業、各制度の共通点)
  • 今後検討されるEPR制度
  • よくある質問
  • 今後の課題

関連動向

インド、ELV規則案を発表――生産者に鋼鉄のリサイクル、登録、年次報告書の提出等義務付け

インド環境森林気候変動省は2023年1月30日、「2024年廃車(管理)規則(End-of-Life Vehicles (Management) Rules, 2024)」の案を発表した。本規則案では、廃車(ELV)の環境上適正な処理を推進する目的で、2025年4月より自動車メーカーなどを対象に拡大生産者責任制度を設ける予定となっている。生産者に該当する企業には、鋼鉄のリサイクル目標の達成や、専用ポータルでの登録、年次報告書の提出が義務付けられている。過去にはELVの処理業者・リサイクル業者向けのガイドラインなどは公布されてきたが、本規則案は自動車メーカーを対象としたはじめての本格的なEPR規制となる。また、EリキシャーおよびEカートを含め、電動車両(EV)も対象としている。

インド、零細中小企業の生産者・ブランドオーナーのEPR義務を免除するプラスチック規則を公布

インド環境森林気候変動省は2024年3月14日、2016年プラスチック廃棄物管理規則を大きく改正する「2024年プラスチック廃棄物管理(改正)規則(Plastic Waste Management (Amendment) Rules, 2024)」を公布し、同日施行した。最も大きな改正点は、2022年より施行されてきたプラスチック包装材のリサイクルやリサイクル材の使用といった拡大生産者責任について、零細企業/中小企業に該当する生産者およびブランドオーナーの場合は全面的に免除された。そのほか、用語の定義の変更や、プラスチック原材料の製造者および輸入者のEPR義務、表示規定、EPR証書の上限と下限の設定など、多数の規定が改正されている。

講師紹介

エンヴィックス調査コンサルティング部 研究員
Woo Wei Jie(ウー ウェイ ジエ)

2023年入社。南アジア(主にインド)における環境規制を中心に担当し、EPR規制に関する調査、環境監査用チェックリストの作成などに多数従事。

関連和訳製品

弊社は以下の和訳資料も販売しています。すべて最新の改正規則まで統合しています。詳細は下記ページをご覧ください。

オンデマンド配信

本件に関するお問い合わせ先はこちらです(担当:Woo)。