海外環境規制トレンド・レポート 25号（2020年12月）

海外環境規制トレンド・レポート25号を2020年12月17日より発売いたします。

トレンドレポートとは、世界主要地域の主要な環境規制の過去 6ヶ月間（一部12ヶ月間）の動きについて、エンヴィックスの社内外のスタッフ陣がその重要なポイントを整理しまとめたものです。

膨大な量の環境規制情報を日々ウオッチしている弊社スタッフが簡潔にまとめ、加えて独自の見解も添えて皆様の規制動向の把握に役立つよう作成しました。

注目すべき規制テーマ：
各サンプル画像はクリックで拡大表示します。

国際編	SDGsの対象となる化学物質に関する主要国際多国間環境協定 2019年のプラスチック改正、PFOAのAnnex A収載等が採択され、通常の法規の制定スピードを上回るスピードで各国が規制化した。多くの相談、調査依頼がエンヴィックスにも寄せられた。現在検討中の事項を把握し、事前のリスク回避が必要である。
EU編	REACH規則 制限、認可などに関する規制動向の他に、「毒性がない環境のためのゼロ汚染の野心」を達成するために、欧州委員会は10月に「持続可能な化学物質戦略」を公表している。
	気候変動対策＆排出権取引 欧州委員会委員長は2020年9月にEUのGHG排出量を2030年までに1990年比で最低55％減らすよう発表した。その後、欧州委員会は、温室効果ガス排出削減に関する現行規制の改正に向けた構想・道筋を提案している。
米国・カナダ編	米国連邦有害物質規制（TSCA） 2020年7月27日付けの連邦官報で、LCPFACに関する改正重要新規利用規則（SNUR）が公布され、成形品についての適用除外が一部適用外、即ち、成形品が規制対象となる内容が通知された。本レポートでは、半年の動向に加え、従来、SNURの適用外であった成形品への規制についての概説も報告している。
	クリーンエネルギー推進 バイデン次期大統領のマニフェストも紹介。本レポートはバイデン政権のクリーンエネルギー政策に関して大胆な見解を掲載。
ラテンアメリカ編	ブラジル WEEEを含む廃棄物規制 なかなか進まない使用済製品のリサイクルの問題を解決するために、リサイクル材を使用した場合に、経済的優遇措置をつけることが議会で検討されている。その財源として、グリーン税の創設が提案されている。
中国編	新化学物質環境管理弁法とその関連法の動向 新規化学物質の申告登録は2021年1月1より改正法に従わなければならない。申告登録が必要となる物質の確認や申請書類の作成などの準備が重要である。改正法の内容をしっかり理解し、中国当局の動向を常に確認することが不可欠である。
	VOC規制と規制強化の流れ 自動車塗料、接着剤などのVOC含有に関する6本のGBが2020年12月1日に施行され、インクに関するGBも2021年4月1日より施行される。これにより中国でのVOC規制は計画、政策レベルのみではなく、各業界および製品ごとに具体化した。
アジア・オセアニア編	タイ化学物質インベントリ 既存化学物質インベントリ第1版が、ようやく公布された。疑問点もあるが、本インベントリは企業にとって今後重要なものとなるだろう。本レポートでは、インベントリの解説はもちろんのこと、企業から寄せられるFAQについてもまとめている。
	インドネシア有害廃棄物規制 「危険有害廃棄物管理に関する政令2014年101号」の複数の大臣規則が、この1年間にわたり公布された。危険有害廃棄物の決定、保管、マニフェスト、利用、緊急時対応の5つの要件に関してそれぞれ個別に公布された環境林業大臣規則について、本レポートでは解説している。

第25号（2020年12月版）目次

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