EV特集レポート 世界の市場予測と変化する政策、EUの政策論争と展望
EV特集レポート
世界におけるEV市場予測と変化するEV政策、及びEUにおけるEV政策論争と展望
発売のお知らせ
この特集レポートでは、まずIEAなど各種研究機関による市場予測や分析を紹介するとともに、欧米以外にもインドを含むアジア全域、ラテンアメリカなどでのEV政策の特徴を解説する。さらに、今後の世界のEV市場を左右する諸要素について取り上げるとともに、今後のEV政策やEVメーカーの戦略の方向性についても解説している。
本レポートでは、先行きの世界のEV市場を左右する欧州連合(EU)のEV政策に焦点を当て、本格的にEV推進の引き金となった2021年7月発表の「Fit for 55 パッケージ」とそれ以降の関連法規や政策について時系列を追って解説する。それらの中で、新たに設定された厳しいCO2排出性能基準や2035年からのガソリン車の新車販売禁止措置は、今後のEV市場の拡大を牽引するものと見られていたが、その予想はくしくも外れたものであった。2023年秋からEV販売の低迷が始まったと同時に欧州自動車産業の弱点が論じられ、自動車産業強化が叫ばれるとともに、100%EV化にも疑問の論調が見え始めた。いま、EUは自動車産業のみならず産業力強化に向かっており、そうしたマクロ的な観点からもEV政策が見直されようとしている。
本レポートは、こうした政策の経緯を中心に解説するとともに、今後の動向を展望する。
今回の特集レポートでは、「EnviX世界自動車環境規制情報サービス」の枠組みで毎週配信している最新情報に基づいて、欧州におけるEV政策や市場に係わる最新の動きを系統的にまとめてあります。
本製品について
弊社では本資料を下記の要領で提供しております。
製品名 | 特集レポート 世界におけるEV市場予測と変化するEV政策、及びEUにおけるEV政策論争と展望 |
---|---|
発売・更新日 | 2025年10月20日 |
納品物 | PDFファイル(A4判 80頁) 製品は同一法人内での共有が可能です。(社内で広く共有される際は、外部へ流出しないようご注意ください) |
販売価格 | 24,000円(税別) 但し「世界のEVを取り巻く最新動向ウェビナー」受講者及び「世界自動車環境規制情報サービス」購読者は半額(@12,000円)にて購入が可能。 |
ご注文・お問い合わせ | ご注文はWEBフォームより承ります(最短同日、メールにて納品)。 ご請求について。請求書を後日郵送、支払期限は納品日(毎月25日締め)翌月末を基本とします。 納品・請求方法はお客様の規定により変更・対応いたします。注文時に合わせてご指定ください。 ご質問・お問い合わせはお電話(03-5928-0180)もご利用ください。平日10~17時受付。 担当:中里、真壁、劉 |
目次と構成
- I. 世界のEV市場の最新動向
- 1 最新の販売動向と市場予測
- 1.1 IEAの予測
- 1.2 米国ブルームバーグNEFによる、2025年以降の世界のEV市場予測――米国のEV普及は鈍化、バッテリー価格は低下の見通し
- 2 EV市場に影響を及ぼす諸要因や課題
- 2.1 車両価格がネックの一因(ル・モンド紙)
- 2.2 グリーンピースによるEV製造過程に潜む重大な環境問題の指摘
- 3 世界における主な動向
- 3.1 EU
- 3.2 米国
- 3.3 中国
- 3.4 アジア全般
- 3.5 ラテンアメリカ
- 1 最新の販売動向と市場予測
- II. EUにおけるEV販売促進策と混迷する最近の対策動向
- 1 EUにおける電気自動車の普及推進に係る関連法規の一覧
- 2 EV普及促進に向けた法整備(2021年~2023年)
- 2.1 欧州気候法とCO2排出規制強化
- 2.2 代替燃料インフラの展開に関する規則が公布・施行される
- 3 EV普及促進の法整備以降のEV販売低迷と政策論争の始まり
- 3.1 市場動向―EV需要の失速
- 3.2 EV販売不振に対するEUの対応: AFIRに関する動向
- 3.3 政策転換への始動
- 4 産業界からの提案や要求
- 4.1 EV販売不振に対する自動車産業組織の動向
- 4.2 欧州の電池業界の反応
- 5 EVメーカーの対応
- 5.1 「EV100%化」戦略を欧米自動車メーカーが相次いて軌道修正
- 5.2 ステランティスの主張:「EVは普遍的なモビリティ・ソリューションではない」
- 6 EUとしての課題の克服へ向けての取組み
- 6.1 鉱物資源保有国の産業拡大化――2024年5月に重要原材料法が公布
- 6.2 重要原材料法を実施するための戦略的プロジェクトの採択
- 6.3 対中国関税対策
- 7 戦略的対話に基づく産業行動計画の発表と実施動向
- 7.1 欧州自動車工業会(ACEA)、EV需要減退を受け、欧州連合に緊急要請
- 7.2 EU「欧州自動車部門の産業行動計画」の発表
- 8 戦略的対話に基づく産業行動計画の発表と実施動向
- 8.1 産業界からの要請文書:8月27日
- 8.2 欧州交通・環境NGOであるT&Eによる 『EVプログレスレポート』
- 8.3 欧州委:2035年のICE車販売禁止の見直しを前倒し、“柔軟性”を導入へ
- Ⅲ.EnviXの見解と展望―今後の注目点と自動車産業の将来動向《注目点》
- 1 EUの「追加関税」政策に代わる「最低輸入価格」導入への背景と狙い
- 2 加速する中国の海外現地化――R&Dセンターの海外設置
- 2.1 中国Xiaomi、ドイツ・ミュンヘンに研究開発センターを開設
- 3 新たなEUの自動車産業政策―ローカルコンテンツ要件とE-car推進政策
- 3.1 欧州自動車工業会(ACEA)、EUローカルコンテント要件に関するポジションペーパーを公表
- 3.2 欧州委員会が小型・安価な「Eカー」の開発方針を発表
- 4 自動車産業界の将来戦略動向
- 4.1 今後のEVメーカーが追求すべき「脱グローバル化」とは――グローカル戦略
- 5 EV市場拡大の阻害要因と展望
- 5.1 フランスの自動車専門メディアRooleが指摘する―補助金・技術・不安~EV販 売がフランスで伸び悩む本当の理由
- 6 懸念すべき点
- 6.1 ドイツ社会が抱える構造的問題――自動車産業にも影
関連製品
EnviXは国際、その他の国・地域の環境法・環境規制動向を日々調査し、企業の環境コンプライアンスや経営・市場戦略立案に役立つ情報を提供を提供しております。
国際、その他の国・地域の環境法・環境規制動向
国際、その他の国・地域の自動車規制情報に関連する製品を下記に紹介します。
規制分野 | 製品区分 | 製品・サービス名 | 発売・更新日 |
---|---|---|---|
全般 | - |
海外環境法規制モニタリング
世界全体の環境法規制の動向をお届けする基幹サービス。同分野の豊富な知識と経験、高度な翻訳能力を兼ね備えた当社研究員が厳選した価値ある情報を速報、月例報告書、検索可能なWEBアーカイブでご提供します。 |
常時更新 |
- |
海外環境規制トレンド・レポート
世界主要国における環境法規制の直近6ヶ月から1年間の動向を中心に調査し、ご報告する調査報告書です。 |
年2回更新 | |
- |
海外環境法規制メルマガ(無料)
海外の環境規制情報を要約して月1回、毎月上旬に配信します。累計1千人以上が購読する、環境規制担当・経営担当必読のメールマガジンです。 |
毎月配信 | |
自動車全般 | 報告書 |
EV特集レポート 世界の市場予測と変化する政策、EUの政策論争と展望
各種研究機関による市場予測や分析を紹介するとともに、アジア全域、ラテンアメリカなどのEV政策の特徴も解説する。さらに、今後の世界のEV市場を左右する諸要素について取り上げる。 |
2025年10月16日 |
報告書 |
特集レポート 電気自動車用電池の最新動向と電池工場の現地化
自動車産業/電池産業従事者向け特集レポートです。弊社サービス「世界自動車環境規制情報」より最新動向をまとめました。 |
2024年8月21日 | |
報告書 | 世界エコカー政策レポート 2019 | 2019年12月13日 |
EnivXでは日々の海外の環境規制動向の情報提供業務に裏付けられた、様々なノウハウやネットワークを活用し、お客様の様々な個別のご要望にお応えする調査のご相談も承っております。委託調査ページでは実績例等のご紹介もしておりますので、参考にされた上で、まずはお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。
個別調査・海外現地調査