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日本「水質基準に関する省令等の一部を改正する省令案」を意見募集

日本で、2025年2月26日に「水道における水質基準等の見直しについて(第1次報告案)」が公表された。意見募集の期間は2025年3月28日まで。第1次報告案に基づき、水質基準に関する省令及び水道法施行規則の一部を改正する省令案が公表された。省令案の内容は以下の通りである。

  • 現状は水質管理目標設定項目であるPFOS、PFOAを水質基準に格上げし、「水質基準に関する省令」に追加する。水質基準値は、PFOS及びPFOAの量の和として00005mg/L(50ng/L)以下とする。
  • 送水施設及び配水施設内で濃度が上昇しないことが明らかであると認められる場合にあっては、給水栓のほか、浄水施設の出口、送水施設又は配水施設のいずれかの場所を採取の場所として選定することができるとされているが、その項目の中に、PFOS及びPFOAを追加する。
  • 水道水質基準項目としてのPFOS及びPFOAの検査の回数も、おおむね3か月に1回以上を基本とする。
  • 簡易水道事業、水道用水供給事業、専用水道における検査回数の軽減の考え方を示した。
  • 既存の規定に適用される検査回数の減、臨時の水質検査についても、PFOS及びPFOAに適用する。

関連URL

水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準の見直しについて(第7次報告案)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000288138

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