
日本、「カーボンフットプリント表示ガイド」を公表
日本で、2025年2月4日に環境省より、「カーボンフットプリント表示ガイド」が公表された。カーボンフットプリント(以下、CFP)の具体的な算定方法などに関する詳細は、環境省と経済産業省の連名で「CFPガイドライン」と「CFP実践ガイド」が公表されている。このたび公表された表示ガイドは、CFPの算定結果の表示や背景情報の提供についての分かりやすい指針を示し、消費者のCFPに対する認知度や理解を促進することをめざしている。
表示ガイドの主なポイント
- ライフサイクル全体で排出される温室効果ガスの総量をCO2相当量で表現した数値を対象とし、ライフサイクルの一部を切り取った排出量や削減効果については対象としない。
- 表示ガイドは「表示方法」に焦点をあてて考え方等を示すもので、CFPの算定方法などは、CFPガイドラインを参照する。
- 可能な限り、CFPの結果は単位をkg-CO2eとして表示する。
- 算定報告書へのアクセスなどの情報をCFPの結果と別の場所に記載する場合は、示している場所を可能な限り分かりやすく示す。(webサイト等の記載場所へのリンクや二次元コードを表示する等)
- 事実と異なる情報やデータは記載しない。
- 得られた結果からは確認できない情報を示さない。
- 対象の製品・サービス及び厚生する要素を明確にする。
- 原材料や製造技術等、CFP算定の結果に影響を与える変更が生じた場合は、再計算を行い、表示の更新を行う。
関連URL
- カーボンフットプリント表示ガイド
https://www.env.go.jp/content/000286660.pdf - カーボンフットプリント表示ガイド概要
https://www.env.go.jp/content/000286661.pdf - カーボンフットプリントガイドライン
https://www.env.go.jp/content/000124385.pdf - カーボンフットプリントガイドライン(別冊)CFP実践ガイド
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/carbon_footprint/pdf/20230526_4.pdf
関連製品
EnviXは日本の環境法・環境規制動向を日々調査し、企業の環境コンプライアンスや経営・市場戦略立案に役立つ情報を提供を提供しております。
日本の環境法・環境規制動向
EnivXでは日々の海外の環境規制動向の情報提供業務に裏付けられた、様々なノウハウやネットワークを活用し、お客様の様々な個別のご要望にお応えする調査のご相談も承っております。委託調査ページでは実績例等のご紹介もしておりますので、参考にされた上で、まずはお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。
個別調査・海外現地調査