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日本、水銀使用製品追加に伴う廃棄物処理法施行規則改正案を公開

日本で、2024年9月6日、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則の一部を改正する省令(案)」の意見募集が発表された。意見募集の期限は、2024年10月8日までとなっている。本改正は、「新用途水銀使用製品の製造等に関する命令」に新たに6つの水銀使用製品及び対応する用途が追加されたことを受けて、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃掃法)」のもとで「水銀使用製品産業廃棄物」としてこれらの製品の廃棄物を規制することを目的としている。6つの製品は、ホイール・バランサ、写真フィルム、印画紙、推進薬、圧力調整器、パイロメーターである。また、1製品の対象用途の範囲が変更されており、水銀使用製品の名称が「拡散ポンプ」から「真空ポンプ」に改正された。これら7つの製品について、1製品を規則の別表4に、3製品を別表5に追加することが今回提案されている。

水銀使用製品産業廃棄物の種類と運用

水銀使用製品産業廃棄物とは、「水銀又はその化合物が使用されている製品が産業廃棄物となったものであって環境省令で定めるもの」である。具体的に、水銀使用製品産業廃棄物は以下の3種類に分類される。

  • 施行規則別表4に掲げるもの
  • 施行規則別表4に掲げる製品を材料または部品として製造されるもの(別表4下欄にX印のあるものに係るものを除く)
  • 水銀またはその化合物の使用に関する表示がされている水銀使用製品

また、水銀使用製品産業廃棄物のなかでも、規則別表5に掲げるものの処分または再生を行う場合は、あらかじめ環境大臣が定める方法により水銀を回収する必要がある。

廃棄物処理法施行規則に追加される製品と施行時期

今回の改正案では、以下の製品を施行規則別表4(水銀使用製品産業廃棄物)に追加することが提案されている。

  • 真空ポンプ(水銀が目視で確認できる場合にかぎる)

また、以下の3製品については施行規則別表5(水銀回収義務の対象)への追加が提案されている。

  • 真空ポンプ
  • ホイール・バランサ
  • 推進薬

今後のスケジュールは以下の通り

  • 2024年11月上旬 公布予定
  • 2025年2月上旬 施行予定

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