無料ウェビナー EUおよび世界のEV市場動向と新たな対策

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EUおよび世界のEV市場動向と新たな対策

2025年9月18日(木)配信

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2021年に発表されたEUの「fit for 55」の政策方針の下、EUはその気候変動対策の一つとして自動車の排ガスの削減を強化し、具体的には2035年までに環境を汚染するガソリン車やディーゼル車の新車の販売を段階的に廃止するとともに、関連規制も導入して道路交通、海運、航空における充電インフラの拡充と代替燃料利用を推進してきた。

しかし、2023年秋以降、EVやPHEVなどの電気自動車の販売が予想した以上に低迷したことから、その原因究明や対策を講じるべくEU内で議論が交わされてきた。

欧州委員会、欧州議会、閣僚理事会といったEU機関内での議論だけでなく、産業組織や研究機関、メーカーなどからの提言を参考に、2024年7月に新たに発足したフォンデアライエン欧州委員会委員長率いるEU2次政権は、従来の政策を部分的に緩和してきた。
しかし、その後もEU内外からのEV販売低迷への対策と弱体化している欧州自動車業界の強化に対する抜本的な対策を求める声は弱まることなく続いてきた。

また、依然、低迷しているEV需要を背景に、ようやく欧州委員会は2025年3月5日、従来の方針を大きく変えるとともに具体的な対策を盛り込んだ「欧州自動車部門の産業行動計画」を発表するに至った。
それでも、この行動計画はまだ十分でないとする声も聞かれるとともに、EUの弱体化している自動車産業の競争力強化に向けて、依然、大きな課題を抱えている。

本ウェビナーでは、fit for 55 以降のEV推進政策の主な経緯を解説するとともに、世界でのEV市場全体の動向や、今後のEV市場動向に影響を及ぼすファクターなどについても解説したい。

本ウェビナーの主な内容

  • 世界のEV市場動向
    • 1. EV販売動向と2025 年~2030年の市場予測ほか
    • 2. 今後の戦略に向けた注目点とは+今後注目すべき展開
  • EUの最近のEV政策動向
    • 欧州気候法とFit for 55パッケージ/代替燃料インフラの展開に関する規則(AFIR)とその2次法案の現状
  • EUの最近のEV市場動向
    • EV需要の失速
    • 最近の販売回復状況
  • EUにおける低迷するEV需要への対応
    • 欧州検査院、欧州議会及び各産業セクターからの提言や政策転換要求
    • 新たな対策
      • 1. 重要原材料法の公布とその戦略的プロジェクトの採択
      • 2. 対中国車関税対策としての相殺関税実施規則の施行とその後の折衝状況
      • 3. 戦略的対話に基づく 「欧州自動車部門の産業行動計画」の発表
  • EU政策の今後の展開と見通し
    • CO2排出性能基準(EU規則2019/631)の見直 しプロセス

講師紹介

エンヴィックス代表/主任研究員
中里 純啓

慶応大学法学部政治学科、AGSIM(国際経営修士MIM:米国アリゾナ州)
主に米国、EUおよび中国を含め、世界の環境政策・法規制分野での調査分析に40年以上の実績がある。市場調査や技術開発動向に関する調査も多数実施。EVに関しては直近10年間、世界全体を対象に、情報収集及び分析に携わってきた。

開催概要・お申し込み方法

本ウェビナーは無料です(要事前登録)。受講に際しては下記についてあらかじめご了承ください。

  • 講演資料の配布はございません。
  • お申込内容により参加をお断りすることがあります(個人名義や当社競合組織。フリーメールアドレスでお申し込みの場合。所属や氏名が不明な場合)。
  • Zoom.usによる配信となります。Zoomの利用方法につきましては「ウェビナー参加要領(Zoom.us)・免責事項」をご覧ください。
名称 無料ウェビナー EUおよび世界のEV市場動向と新たな対策
開催日時 2025年9月18日(木)
14:00~14:35
受講費 無料(定員500名、当日接続先着順)
お申し込み・お問い合わせ 下記のWEBフォームよりお申し込みください。
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本件に関するお問い合わせ先はこちらです(担当:中里、劉、真壁)。