
受講無料
続・CDP基礎解説ウェビナー
2025年5月28日(水)配信
近年、環境関連データの開示要求は年々強まっている。環境関連データの開示で、特に影響度を増しているのが、CDPの質問書で、これに対する回答要求がサプライチェーンを通じて、大きな広がりを見せている。
前回の講演では、CDP質問書の概要、スコアを上げるには?、Scope 1における計算のポイント、Scope 2における算定方法・排出係数の選択、Scope 3における排出原単位データベースの活用事例を紹介した。
前回の続編という形式で、本ウェビナーでは、CDP質問書の概観を説明したうえで、Scope 1, 2, 3の算定の中で、少し専門的で細かい話を紹介する。
燃料使用量をCO₂排出量に換算するには、単位発熱量と換算係数をかけて算出する必要があるが、この単位発熱量が高位発熱量を使用している国と、低位発熱量を使用している国があるという。これについて、日本、EU、中国、韓国、台湾、アメリカなど各国の算出方法を比較する。
CDPでは、二酸化炭素以外の温室効果ガス排出量を算出しているかの質問がある。小規模事業場では、算出していない場合もあると考えられるので、その簡便な算出方法を紹介する。
Scope3については、講師の経験から、特にカテゴリー3とカテゴリー4、9の誤解しやすい点について紹介する。
本ウェビナーの主な内容
- Scope 1のちょっと細かい話
- 高位発熱量と低位発熱量の違い
- 二酸化炭素以外の温室効果ガスの排出量計算
- Scope 2のちょっと細かい話
- マーケット基準排出係数の種類と優先順位
- Scope 1, 2排出量削減の取り組み
- 排出量取り引きとクレジット取り引き
- Scope 3の紛らわしい話
- カテゴリー3 – 燃料・エネルギー関連の活動
- カテゴリ4(上流の輸送・流通)とカテゴリ9(下流の輸送・流通)の区別
受講対象者
CDP質問書に回答を予定している企業の担当者、CDPスコア向上を目指す企業の担当者、もしくは責任者。
開催概要
名称 | 続・CDP基礎解説ウェビナー – Scope 1, 2, 3のちょっと細かい話(受講無料) |
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開催日時 | 2025年5月28日(水) 14:00より45分程度 |
受講費 | 無料(定員500名、当日接続先着順) |
お申し込み・お問い合わせ | 下記のWEBフォームよりお申し込みください。 お申し込みフォーム 本件に関するお問い合わせ先はこちらです(担当:豊島)。 |
講師紹介
エンヴィックス 調査コンサルティング部
副主任研究員 豊島 薫
日本国内を中心に、環境・労働安全衛生規制・化学物質規制に関する規制のリサーチ&コンサルティングに従事している。約40年にわたり半導体関連化学薬品メーカーで環境・労働安全衛生の各種法規制対応、労働安全衛生リスクアセスメント体制の構築、環境関連データ管理システムの導入などの経験を活かし、現場目線でのリサーチ&コンサルティングサービスを目指す。
1982年3月に北里大学衛生学部(現理学部)化学科卒業、同年4月に東京応化工業株式会社入社。
2024年東京応化工業株式会社退社、同年9月エンヴィックスに入社。
留意事項
- 講演資料の配布はございません。
- お申込内容により参加をお断りすることがあります(個人名義や当社競合組織。フリーメールアドレスでお申し込みの場合。所属や氏名が不明な場合)。
- Zoom.usによる配信となります。Zoomの利用方法につきましては「ウェビナー参加要領(Zoom.us)・免責事項」をご覧ください。