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欧州委員会、責任ある金属・鉱物調達に向けた専用サイト設置

当社サービス「海外環境法規制モニタリング」の月例報告書(2019年12月号)より、「欧州委員会、責任ある金属・鉱物調達に向けた専用サイト設置」について紹介します。
本サービスでは世界全体の環境法規制の動向をお届けしております。サンプル資料として最新版の月例レポートをご提供しておりますので、是非ともお問い合わせの上、導入をご検討ください。
海外環境法規制モニタリング

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欧州委員会は2019年11月20日、企業(特に中小)が自社のサプライチェーンに入ってくる金属や鉱物の出所を確認する方法について、ガイダンスを提供するポータルサイト“適正評価の準備(Due Diligence Ready!)”を立ち上げました(下記URL)。
https://ec.europa.eu/growth/sectors/raw-materials/due-diligence-ready_en

このポータルサイトは、企業がバリューチェーン全体について透明性と説明能力を高めつつ人権を尊重した原料使用を確実にするのを助けるもので、主に以下の側面から支援を行います。

鉱物調達に関する企業の適正評価能力の向上:
適正評価を企業が実施するための情報や訓練素材を提供。このツールは主に中小企業向けであるが、鉱物・金属の供給を受ける全企業に使用を推奨する。

EU紛争鉱物規則の順守促進:
携帯電話や車、宝飾品など日用品の生産に使われるスズ、タンタル、タングステン、金を中心に、電池原料など他のすべての鉱物・金属の責任ある調達についてガイダンスを提供。こうした鉱物・金属のEU域内への輸入に関して適正評価要件を定める同規則を企業が順守する手伝いをする。

責任を持って調達された鉱物に対する市場需要の増加への対応:
バリューチェーン全体の透明性を改善することで、持続可能な製品・サービスに対する認知・需要の増加に企業が応える手助けをするとともに、鉱物・金属部門の健全な発展に寄与する。

EUは紛争鉱物規則を2017年5月に制定しました。これは、欧州産業が使う鉱物が責任を持って調達されることを確実にし、反乱、紛争、テロへの資金の流れを逸らすと同時に地域社会・企業の発展を支援するものです。同法が本格的に適用開始となる2021年元日からは、そうしたEUに輸入される鉱物の95%が網羅されると見込まれてます。

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EnviXでは、紛争鉱物関係の規制に限らず、世界の環境規制(化学物質、廃棄物、エネルギー、公害関連、生物多様性など)の調査を随時承っております。お困りの際には遠慮なくご相談ください。
EU 紛争鉱物規則

関連製品

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欧州連合(EU)の環境法・環境規制動向

欧州連合(EU)の企業の環境管理に関する情報に関連する製品を下記に紹介します。

規制分野 製品区分 製品・サービス名 発売・更新日
全般 法体系ガイド EU環境法体系ガイド2018(製品編)
英語情報とはいえ、その情報量の多さ、複雑さ、活発な動向から、体系的な把握が難しいEUの環境法体系を把握する一助となるよう作成されたガイドとなります
2018年10月17日
- 海外環境法規制モニタリング
世界全体の環境法規制の動向をお届けする基幹サービス。同分野の豊富な知識と経験、高度な翻訳能力を兼ね備えた当社研究員が厳選した価値ある情報を速報、月例報告書、検索可能なWEBアーカイブでご提供します。
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海外環境規制トレンド・レポート

下表は欧州連合(EU)の企業の環境管理に関する情報に関する報告書の一覧です。

規制分野 規制テーマ(報告書の名称) 更新日
企業の環境管理 EU 紛争鉱物規則 2017年6月1日

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