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日本、水銀排出施設等に関する大気汚染防止法施行規則等の一部を改正する省令を公布

日本で、2025年2月17日に水銀排出施設の種類、一部の施設における排出基準値、水銀濃度の測定方法等の見直しに関する大気汚染防止法施行規則を改正する省令が公布された。主な改正点は、連続測定の導入、測定結果の記録方法及び保存義務、排出基準の見直し、石炭ガス化複合発電施設(IGCC施設)についての排出基準の新設などである。この改正は、2025年10月1日に施行される。

改正の概要

  • 連続測定の導入と連続測定による測定結果の記録方法および保存義務
    一般廃棄物焼却施設と非鉄金属製造施設を対象として、連続測定法を導入できることとし、合わせてその測定結果を記録し、3年間保存することを義務付ける。
  • 銅、鉛又は亜鉛の二次精錬施設等に係る排出基準の見直し
    新規の銅、鉛又は亜鉛の二次施設の排出基準を、現行の100(µg/Nm3)から、50(µg/Nm3)に強化する。
    既存の銅の二次施設の排出基準を、現行の400(µg/Nm3)から、300(µg/Nm3)に強化する。
  • IGCC施設についての排出基準の新設
    「水銀排出施設」にIGCC施設を追加し、排出基準は従来型の石炭火力発電所と同値の8 µgとした。

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