タイ タイ 化学物質規制セミナー

2019年1月22日(火)9:30~ 東京・御茶ノ水

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特別コラム#01
タイ 化学物質規制の最新動向
EnviX Asia 梅山研一

現在タイの化学物質管理政策は、ハザードベースからリスクベースへの過渡期にあり、有害物質法のもとで国際的な潮流に合わせた管理制度の導入が進められています。タイ工業省は、2015年2月に開始した“製造・輸入の事実の届出制度(有害物質リスト5.6が対象)”によって得られた情報をもとに既存化学物質インベントリーの作成作業を実施、2016年6月30日には「工業事業局告示:タイに存在する化学物質目録(予備版) 2016年(仏暦2559年)」が告示されました。2018年10月現在、最終版としての固まった既存化学物質インベントリーは未だ公布されていないものの、将来的には本インベントリーに収載されていない化学物質は、「新規化学物質」として取り扱われる予定です。

タイ工業省工業事業局(DIW)は、化学物質法令の遵守促進および新規制導入に向けた意見募集のために、積極的にセミナーや公聴会を実施しています。2018年1月以降には、以下の有害物質関連セミナーや公聴会が実施され、エンヴィックス・アジアのスタッフも参加しました。

日時 セミナー・公聴会のタイトル/概要
2018.02.22 「有害物質手続き窓口統一化(HSSS:Hazardous Substance Single Submission)プロジェクト」の説明会
2018.03.29 有害物質法関連法令の最新動向および有害物質取り扱い責任者制度等の法令改正に係る意見募集
2018.08.07 「化学物質および有害物質管理に係る7ヵ年マスタープラン(2019-2026)」の公聴会
2018.08.28 有害物質管理の研究・分析・提案策定、及び有害物質データ目録作成プロジェクト「化学物質のグループ化の基準及びグループ毎の化学物質の管理方針の規定」に関するセミナー
2018.09.17 「工場における化学物質及び有害物質の保管、使用上の安全」に係るセミナー
2018.09.21 GHSセミナー

タイの有害物質法は、仏暦2510年(1967年)毒物法に代わるものとして仏歴2535年(1992年)に制定された法律です。タイにおける有害化学物質管理の法的基盤を構築する重要な環境関連法であり、工業省や農業協同組合省など複数の省庁がその執行に関与しますが、中心となっているのは工業省工業事業局(DIW)です。本法では、有害物質が第1種有害物質から第4種有害物質まで4分類され、これら有害化学物質を製造、輸入、輸出、所有するに当たっては、以下を含む様々な要求が課されます。

有害物質法に基づく主な手続き(DIWが所管する工業用有害化学物質)
有害物質法に基づく主な手続き(DIWが所管する工業用有害化学物質)

これらの手続きは、有害物質法の下で制定された数十の下位法令によって定められており、いつ、だれが、どうやって手続きをするのかは、膨大な数の法令文書に加え、実際に当局に問い合わせないと把握が困難です。本セミナーでは、タイ現地で企業のサポートを実施している弊社の駐在員が、有害物質法で求められている工業用化学物質に関する手続きについて、初心者にもわかりやすくその実際の方法について解説します。また、なかなか情報が得にくいタイおよび周辺ASEAN諸国の化学物質規制の最新動向についても、併せて紹介いたします。以下のようなお悩みを抱えていらっしゃる方は、ぜひご参加ください。

  • CBI手続きの方法がわからない/時間がかかって困っている。
  • タイに化学品を輸出したいが、100%成分情報を要求されて、困っている。
  • 有害物質取扱い責任者は、どのような事業者が配置しなければならないのかわからない。1社に一人で十分か?
  • 日本国からタイに有害物質を輸出したい。だれがどういった許可をとらなければならないのかしりたい。輸入前と輸入後に必要な手続きは?
  • リスト5.6有害物質に係る要求はが知りたい。製造量が1トンを超えた際にどうやって届出を行う?

なお、本セミナーでは事前質問を募集、セミナー当日に回答いたします。必要に応じてタイ当局に確認した上で回答させていただきますので、タイでのお悩み、疑問の解決に、ぜひこの機会をご活用ください。


本コラムは2019年1月22日(火)に開催いたしますタイ化学物質 & 環境労働安全規制セミナーに先立ち、各講演の内容をより詳しくご紹介するものです。

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