よくわかる!タイ化学物質規制解説ウェビナー(終了)
本セミナーは2020年12月8日(火)に終了しました。ご参考までに、下記に開催概要、講演プログラムを紹介します。
2020年12月8日(火)当社タイ拠点よりウェビナー開催!
複雑なタイ化学物質規制を実務者の観点でわかりやすく解説!
2020年12月8日(火)14時(日本時間)より「タイの化学物質規制」について解説するウェビナーを開催します。
- タイの有害物質法について、誰が、いつ、何をしなければいけないのか?
- タイの労働安全衛生環境法について、誰が、いつ、何をしなければいけないのか?
- CBI手続きとは?
- 既存化学物質インベントリーに掲載されている物質、いない物質(新規物質)に対して、事業者は何をすればよいのか?
- 今後の化学物質政策方針は?
など、いろいろと疑問を感じつつも、様々な情報が錯綜し、どうしたらいいのか判断できず困っていませんか?本講演では、エンヴィックスからタイ現地に出向、現場で実務対応を行っている日本人駐在員が、これらの疑問にお答えします。
こんな方にお勧めです!
- 日本本社のタイの有害物質規制担当者。特に、色々とセミナーに参加したり、ネットで調べたり情報収集して勉強したけど、いまだはっきりと理解できずにモヤモヤしている方
- タイの化学物質規制担当として新たに勉強をはじめた方
- タイに赴任し、化学物質規制について勉強している方
- タイ事業所の管理者として、現地の化学物質担当スタッフとのコミュニケーションにお困りの方
なお、本ウェビナーにおいては事前質問を受け付けるとともに、ウェビナー当日も質問をお受けする予定です。この機会をぜひご活用ください。
タイの有害物質法について
タイでは「有害物質法」という化学物質管理に関する法律が公布、施行されています。有害物質法の下では、その運用のための詳細を定める数十の下位法令が制定されており、日本人が複雑な有害物質法の枠組みを理解するのは、非常に困難です。
今回、これら下位法令が要求する複雑な手続きのエッセンスをまとめて、解説いたします。現地でタイ有害物質法に基づく手続き実務を行っている弊社の現地法人出向者が、実際の書類や手続き画面をベースに、手続きの実務を分かりやすく日本語で解説いたします。有害物質法について勉強してきたけど未だにモヤモヤしているご担当者様、この機会をお見逃しなく。勉強を始めたばかりの新担当者様の参加も歓迎です。
タイの労働安全衛生環境法について
「労働安全衛生環境法」も、重要な化学物質関連法令の一つです。使用者および被雇用者の義務について規定する本法は、職場での化学安全に関する要求を規定しています。本ウェビナーでは、労働安全衛生環境法の化学物質関連要求についても紹介いたします。
化学物質規制の最新動向について
2020年には、既存化学物質リストがようやく発表されました。また、現在、公衆衛生省食品医薬品局を中心に新たな化学物質法案の策定作業が進められています。本ウェビナーでは、その背景と今後の見通しについて、弊社の見解を踏まえてご紹介いたします。
タイ既存化学物質インベントリーについて
タイ工業省は、2020年7月9日「工業事業局告示 仏暦2559年(2016年)タイ既存化学物質インベントリー第1版」を公表しました。本インベントリーは、1995年から2017年までにタイ国内にて取り扱われた11,474物質を工業省工業事業局(DIW)が初めてとりまとめたインベントリーです。
本告示に関する和訳を紹介します。
工業事業局告示 工業事業局が所管するものに限定して、タイ国において有害物質法に基づき取扱われている化学物質及び有害物質リストを公表するために、2016年(仏暦2559年)6月30日付の工業事業局告示、件名「タイの既存の化学物質目録暫定版2016年(仏暦2559年)」を公布しているが、国内で有害物質法に基づき取扱われている化学物質リストを最新のものに更新するために、工業事業局がタイ国において有害物質法に基づき取扱われている化学物質目録を作成し、1995-2017年(仏暦2538-2560年)の当該化学物質(Existing Chemicals)のリストを公表する。よって、以下の通り告示する。 第1条 2016年(仏暦2559年)6月30日付の工業事業局告示、件名「タイの既存の化学物質目録暫定版2016年(仏暦2559年)」を廃止する。 第2条 ウェブサイト http://inventory.diw.go.th/hazardous61 に基づくタイ国において有害物質法に基づき取扱われている化学物質目録第1版(The First Thailand Existing Chemicals Inventory)に記載される化学物質リストを、工業事業局が所管するものに限定した、国内において使用されている、かつ有害物質法に基づき取扱われている化学物質リストとする。 本告示は、工業事業局が所管するものに限定して、タイ国内において有害物質法に基づき取扱われている化学物質目録に記載された化学物質名を、有害物質を取扱う事業者がチェックする際に役立てるために制定した。 2020年(仏暦2563年)6月22日告示 |
タイでは、2015年に「リスト5.6有害物質の届出」制度を開始、タイ国内で製造および輸入される化学物質の情報を収集してきました。そして、2020年7月9日、1万1474物質を収載した初めての既存化学物質インベントリーを公開しました。
ウェビナー開催概要
開催概要
製品名 | ![]() |
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開催日時 |
2020年12月8日(火)14:00-17:00 日本時間 |
受講費 |
1名につき日本円 35,000円(税別)またはタイバーツ 10,000 THB(税別) |
配信方法 | 視聴参加、講演資料取得、事前質問方法につきましては、お申込み後に送付するメール内に記載しております。なお、本ウェビナーは「Zoom.us」で配信します。お客様の環境での利用可否について事前に必ずご確認ください。 » ウェビナー参加要領(Zoom.us)・免責事項 |
お申込み・お問い合わせ |
本ページ下部のWebフォームにてお申込みください(申込期限:前日17時)。 お問い合わせはWebフォームまたはお電話(03-5928-0180)にて承ります(担当:梅山・青木)。 |
※ 講師都合により、直前での日時変更または講師変更を余儀なくされる場合もあります。
※ 質疑応答につきましては、時間の関係から全ての質問に回答できない場合もあります。
講師紹介
講師 |
タイ現地法人Green & Blue Planet Solutions Co., Ltd. エンヴィックス入社以来、10年以上にわたってアジアを中心に環境法令のリサーチ&コンサルティング業務に従事。2016年からタイ現地法人にて、日系製造業を中心に環境コンプライアンスのためのコンサルティングサポートを提供。タイ環境法規制データベース開発。公害防止管理者(水質1種)。 |
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講演プログラム
14:00-14:10 |
ガイダンス |
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14:10-15:10 |
1. タイ有害物質法の解説――要求事項とその実務
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15:10-15:20 | 休憩 |
15:20-16:20 | 1. 続き
2. タイ労働安全衛生環境の概要――要求事項とその実務
3. 最新動向およびその他の関連動向
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16:20-16:30 | 休憩 |
16:30-17:00 |
質疑応答 |