ベトナムWEEE実施細則、廃棄製品の収集・処理に関する通達34/2017/TT-BTNMT

お知らせ:
2018年1月にベトナムWEEEの解説セミナーを開催します。

詳細は今月中旬までに弊社HPにてお知らせいたします。

ベトナムで、2017年10月4日、「廃棄製品の収集・処理に関する通達34/2017/TT-BTNMT」(以下、本通達)が制定されました。本通達は、いわゆるベトナム版WEEE(首相決定16/2015/QD-TTg)の実施細則に当たるもので、各種対象製品の収集ポイントの技術要件や、実施状況に関する毎年の報告義務などが規定されています。なお、各種対象製品の収集ポイントの設置に関する技術的な要件は、本通達の付属書1のなかで以下の6つの製品種毎に規定されております。

  1. 電池、バッテリ
  2. 蛍光灯、コンパクト蛍光灯
  3. オイル
  4. 電気電子機器
  5. タイヤ
  6. 輸送機器

2015年に対象製品と実施スケジュールが決定された後、その施行のための細則の公布が遅れていましたが、今回の通達によってようやくベトナムWEEEがスタートすることとなります。ベトナム市場で規制対象製品を流通させているメーカーの方々は、その法令対応についてご注意ください。なお施行日は2017年11月20日となっています。

ベトナムWEEE、首相決定16/2015/QD-TTg の対象製品は以下の通りです。

  1. バッテリと電池
    各種バッテリ
    各種電池
  2. 電気電子機器
    コンパクト蛍光灯、蛍光灯
    コンピュータ(デスクトップ、ラップトップ)、コンピュータ・ディスプレイ、CPU(中央演算処理装置)
    プリンタ、ファックス機、スキャナ
    カメラ、ビデオカメラ
    携帯電話、タブレット
    DVD・VCD・CDプレーヤー、その他のテープ・ディスクプレーヤー
    コピー機
    テレビ、冷蔵庫
    空調機、洗濯機
  3. オイル・油
  4. タイヤ・チューブ
    各種チューブ
    各種タイヤ
  5. 交通手段
    各種オートバイ、モペッド
    各種自動車

Vietnam Recyclesの取り組み

通達34/2017/TT-BTNMTが公布されたことで、ベトナムWEEE規制がようやく動き出し始めましたが、一部の外資系企業では自主的な取り組みもすでに進められています。その代表的な例として、HPとAppleが展開する「ベトナム・リサイクル(Vietnam Recycles)」は、環境に優しく安全な廃電気電子機器の再生を目的として、不良品や中古品の電子機器を無料で回収し、リサイクルするプログラムであり、2015年1月よりベトナムで始まったものです。プログラムを創設したHPアジア・パシフィック社の製品回収責任者Monina De Vera氏によりますと、リサイクルに持ち込まれる廃電気電子機器を増やすため、そのリサイクルが認められた処理施設を選定し、訓練や検査をし、リサイクルされる全ての資材に共通するプロセスを確立しているとのことです。

さて、本通達の公布に先立つ2016年11月5日~8日、エンヴィックス研究員はベトナム・ハノイを訪れ、このベトナム・リサイクルの収集ポイントを見学しました。見学した場所は、ハノイ市バーディン区にある収集ポイントで(下図(a))、クアンタン人民委員会の敷地内にあり、門を入ってすぐの守衛室の脇に置かれていました(下図(b))。収集ボックスの大きさは、幅が自転車1台分ほどで、奥行きはその半分程度です。1つの収集ボックスはその中が2つに分かれており、下図(c)の向かって左側の白い円形の蓋が付いている側には携帯電話や音楽プレーヤーなどの小型の電気電子機器を入れ、右側はテレビやプリンタなどの電気電子機器用となっています。右側の蓋を開けた様子は下図(d)の通りで、使用済みのテレビ、キーボード、電卓などが保管されていました。なお、この収集ポイントにおける収集ボックスはこのひとつのみです。

訪問した当時はベトナム・リサイクルの担当者は常駐しておらず、この建物の守衛さんが管理しているとのことで、市民が廃電気電子機器を持ち込んできた際には、守衛さんが収集ボックスの鍵を開け、中に保管する仕組みとのことです。

 

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