世界セミナー特別コラム No.1 「米国でニーズが拡大する省エネ動向と今後の市場展望」

2015年EnviX世界環境法規制セミナーで講演する機会をいただきました田崎です。2001年以来米国に在住し、シンクタンクなどに勤務し米国のエネルギー事情を見続けてまいりました。今回は、近年拡大する新しい省エネの動向と今後の市場展望についてお話いたします。

ニューヨーク州やニュージャージ州などの東海岸やカリフォルニア州などの米国の一部の地域では、太陽光やコジェネなどの分散型電源や蓄電、エネ効率が高い空調システムなどを統合したマイクログリッドを始めとする、省エネニーズが拡大しつつあります。その背景には電力需給の逼迫により電気料金の高騰、ハリケーンサンディなどの自然災害被害の経験から、電力インフラのレジリエンシー(強靭力)強化が重要視されていること、病院や大学などのクリティカルインフラでは停電時における安定した電力供給の確保が必須であることなどがあります。マイクログリッドは、大学や病院などで普及拡大しつつあります。また、企業の環境イメージの向上を図るために、ウォルマートやホールフーズなどの一部の米大手流通業者は、省エネ(マイクログリッド)のみならず、水消費量や廃棄物の削減などを包括的に取り込んだパッケージ型ソリューションを一部の店舗で導入し始めています。一方、カリフォルニア州やニューヨーク州などの州政府では、発電・送配電インフラを介して電力供給を行う従来の集約型電力供給モデルは設備投資コストが高額であるほか、環境規制の強化により発電施設の建設が困難となっていることから、顧客(需要家)側に設置・導入される「分散型エネルギー源(DER)」の整備に向けた投資を支援する規制枠組みが整備されつつあります。これに伴い、地元電力会社も、分散型電力供給モデルへの移行への取組みを開始するなど、分散型電源(マイクログリッド)や省エネのニーズ拡大が見込まれています。

今回このような米国における省エネニーズの現状、米国における分散型エネルギー源の導入に向けた取組みを御紹介し、私の講演が日本企業の皆様にビジネスチャンスをつかむための一助になることができればと考えております。

ご注文・お問い合わせ

製品のご注文、お問合せは「製品注文・お問合せフォーム」、またはお電話にて承ります。
電話番号: 03-5928-0180(平日10時~17時受付)

製品注文・お問い合わせ

ご注文から納品までのプロセス:

  1. 注文フォームを入力後、弊社担当者よりメール添付で納品いたします(一部製品を除く)。
  2. 後日、弊社より請求書をご郵送します。