タイの化学物質管理と今後の方針について(世界環境法規制セミナー特別コラム#10)

現在タイの化学物質管理政策は、ハザードベースからリスクベースへの過渡期にあり、有害物質法のもとで国際的な潮流に合わせた管理制度の導入が進め られている。特性に基づく有害物質の届出制度(2015年2月施行)によって得られた情報をもとに、現在、既存化学物質インベントリーが作成中であり、 2017年以降、これに収載されていない化学物質は、「新規化学物質」として取り扱われる予定である。高懸念物質(SVHC)については健康・環境面での リスク評価を要求するなど、日本企業にも大きな影響を与える制度が構築される見込みである。

2015年2月に始まった特性に基づく有害物質の届出制度は、2016年末で終了する予定となっており、既存化学物質インベントリーへ の収載を望む事業者は、終了前に届出を完了しておく必要がある。締め切りを前に、事業者からは多くの質問が寄せられており、有害物質法を所管する工業省工 業事業局有害物質管理部は積極的にセミナーを開催、情報提供を行っている。8月24日に開催されたセミナーでは、以下の質問を含む多くの声が事業者から寄 せられた。

Q1:来年輸入する予定の化学品を、今年のうちに届け出ておくことは可能か?
Q2:工業省はどのようにして輸入された日を確認するのか?
Q3:届け出たすべての情報が、既存物質インベントリーに収載されるのか?
Q4:化学物質の有害性に関する、他国のデータを使用することは可能か?
Q5:工業省はいつ新規化学物質に係る手続きについて発表する予定か?
Q6:我々は、毎年は化学品を輸入せず、数年に一回、大量(10~20トン程度)に輸入している。届出は可能か?
Q7:輸入量が1000kgに満たないが、届け出の必要はあるか?

弊社エンヴィックスは、今年も「世界環境法規制セミナー2016」を開催いたします。今回はEnviXスタッフに加え、タイ工業省工業 事業局有害物質管理部のSomsri SUWANJARAS部長を招聘し、同国での化学物質規制の最新動向についての講演いただきます。本講演は、タイ化学物質管理政策の最新動向と今後の方針 について、政府高官から直接紹介いただく貴重な機会となります。質疑応答の時間を設けておりますので、上記の質問を含めいろいろな疑問を解決する場として ご活用ください。

 


本コラムは2016年10月4日(火)に開催いたしますEnviX世界環境法規制セミナー2016(第12回)に先立ち、各講演の内容をより詳しくご紹介するものです。

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