工場セミナー特別コラム(Vol.6) メキシコ 2014年に80事業所を閉鎖処分

本稿は2015年9月2日に開催したエンヴィックス「新興国での工場操業に関する環境規制セミナー」に関してのコラムです。

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メキシコ環境監査局(PROFEPA)は、工業部門の検査・監視プログラムの一環として2014年に固定発生源7084事業所の検査を実施しまし た。この結果、51事業所で全面閉鎖、29事業所で一部閉鎖、合計80事業所が閉鎖処分となりました。閉鎖処分は、環境へのリスクや、自然資源の重大な破 壊、生態系や住民の健康に危険を与える汚染が原因とのことです。

この工業部門の検査・監視プログラムは、生産活動で発生するおそれのある環境汚染を、予防および管理することを目的とし、危険性が高い活 動や、危険廃棄物取扱い、土壌汚染などに関する規制遵守状況を検査するものです。危険廃棄物に関しては、腐食性、反応性、爆発性、毒性、可燃性、感染性の ある物質や、それらの運送に使用された容器などが、廃棄物予防および総合管理一般法(LGEPEGIR)を遵守しているかどうかが検査されました。そのほ か、大気汚染に関しては、環境省の環境ライセンスを有しているかどうかや、その規定を遵守しているか、また年次操業登録を環境省に提出しているかが検査さ れました。

メキシコでは60年代から海外からの融資とメキシコの輸出を促進するため、マキラドーラ(製品を輸出する場合、当該製品を製造する際に用 いた原材料・部品、機械などを無関税で輸入できる保税加工制度)が奨励され、米国との国境地帯に多くの工場(衣料品工場や自動車、家電の組み立て工場が 主)が設立されており、大量の水を消費し、有害な廃棄物が放出されております。

最近では多数の日系企業がメキシコに工場を建設しており、米州地域における拠点のひとつとなりつつあります。本コラムの冒頭で紹介したような閉鎖処分を受けないためにも、まずは基礎的な環境規制の枠組みを知ることが重要となります。

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