工場セミナー特別コラム(Vol.5) インドネシア タンゲラン市での環境違反とグリーン産業基準

本稿は2015年9月2日に開催したエンヴィックス「新興国での工場操業に関する環境規制セミナー」に関してのコラムです。

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2014年にインドネシア・タンゲラン市では、環境許可未取得にも関わらず操業していることが明らかとなった業者200社について、自然環境規制局 (BPLH)により行政処分がくだされました。BPLHのLiza Puspadewi局長によると、タンゲラン市BPLHが「環境保護管理に関する法律2009年第32号」などの法規の適用を実施したことで、違反業者取 り締まりの急増に繋がったとのことです。なお、環境許可に違反した企業に対する制裁は4段階に分けられ、それぞれ、文書による警告、政府による強制措置、 許可の凍結、環境許可の剥奪となっています。

具体的な違反項目ですが、タンゲラン市BPLHのAgus Prasetyo監視部門長によると、これら企業による環境違反の多くは排水処理や煙突の設置といった技術的事項に関するものであるようです。また Agus氏は、「タンゲラン市全体で排水や排気ガスを排出する企業数は850社に達するが、タンゲラン市BPLHの能力的には、年間で100社を監視する のが精一杯である」と語り、当局の検査能力についても限界があることを示しております。なお摘発を受けた業者はBPLHの指導下に置かれるとのことです。

これまでのコラムでも紹介したように、新興国では環境違反の取り締まりが強化されていますが、それに加えて現在インドネシアでは「グリー ン産業基準」なるものを作成中です。このグリーン産業基準ですが、グリーン産業の実現に向けた原材料、副材料、エネルギー、生産プロセス、製品、事業管 理、廃棄物管理などについて規定したものになる予定でございます。環境規制の順守はもちろんのこと、このような新たな制度についても是非注目ください。

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