EU、製品含有化学物質規制の最新動向(世界環境法規制セミナー特別コラム#7)

製品に含有する化学物質への規制は、歴史的に見てそれほど目新しいものとは言えませんが、それを製造者の視点から見た場合、近年大きな影響を持ってきていると認識する必要があります。特に21世紀に入ってから電気電子分野の製品に対し、RoHSによる規制が始まり、内容の理解の程度は別として、多くのモノづくり企業は「RoHS」や「製品含有物質規制」というキーワードを聞かされるようになってきました。

今回の講演では、日頃聞きなれているかもしれない「製品含有化学物質規制」のなかでも比較的新しい規制分野である「殺生物性製品規則(BPR)」と、それ以前から多くの企業が直面してきたRoHS指令、ならびにこれらに広く影響するREACH規則を中心とした欧州の規制動向についてお話しさせていただければと考えております。

殺生物性製品規則は、意外と知られていないかもしれませんが、エアコンなどの電気製品、車載設備、抗菌処理される日用品、医療関連機器、船舶関連機器さえ含んでいます。そして、そのために材料、薬剤等を提供している企業も影響を受けることになります。

これらの欧州における規制は、単に欧州というひとつの市場の問題というだけでなく、今後グローバルにこれらの考え方が広まっていき、結局は欧州域外の市場関係者もこれを無視できなくなるという側面を持っています。例として挙げるなら、RoHSによる規制が始まってから、中国版RoHSとか、**版RoHSといったものが各国で次々と施行される状況を皆さんもご存じのはずです。これらは多くの点で共通性を持ちながら、しかし、各国毎の規制になると必ずしも同じ内容にはなりませんし、国によってはREACHとELV等、他の規制をミックスした規制といったものも現れています。

もう一つ忘れてはならないのが、皆さんの製品がグローバルに流通する可能性がある限り、既に欧州の規制の間接的な対象になっている可能性が高いということです。皆さんの会社が直接欧州市場に上市していなくても、必ず影響を受けることになります。しかし、これにはサプライチェーン全体のコミュニケーションが重要なキーになります。自社のみならず、皆さんにとっての川上の企業、即ちサプライヤーにもこれらを理解していただかなければなりません。

この様な視点から、今回お話しする規制が自社のサプライチェーンとどのような関係にあるのか、あるいは今後、そうなりそうなのかを、講演の中からくみ取っていただければと存じます。

 


本コラムは2016年10月4日(火)に開催いたしますEnviX世界環境法規制セミナー2016(第12回)に先立ち、各講演の内容をより詳しくご紹介するものです。

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