台湾の環境法規制情報

台湾 改正 新規化学物質および既存化学物質資料登録弁法

台湾行政院環境保護署 2021年11月23日公布
改正 新規化学物質および既存化学物質資料登録弁法
新規化学物質登録有効期間と既存化学物質の標準登録期限を延長

日本語版和訳発売

今回の改正では、既存化学物質標準登録の猶予期間を5年間に統一したうえで、「職業安全衛生法」でいう「規制性化学品」および「毒性および懸念化学物質管理法」でいう「懸念化学物質」は規制対象外に明記されました。日本企業にとっても早期の対応が懸念され、本製品を活用されることで確実に対応されるよう期しております。

弊社作成の日本語版和訳は改正法令本文に加え付表1~10を含んでおります。ご注文いただき次第、即納品させていただきます。

今回の改正弁法の概要を紹介します。

*

台湾環境保護署は、2021年11月27日、改正された「新規化学物質および既存化学物質資料登録弁法」を公布した。今回の主な改正箇所は、以下のとおりである。

適用対象外の追加

同弁法の適用対象外となる物質に以下が追加された。

  • 「職業安全衛生法」でいう「規制性化学品(原文:管制性化学品)」
  • 「毒性および懸念化学物質管理法」でいう「懸念化学物質(原文:関注化学物質)」

登録有効期間とCBI保護期間の改正

旧弁法では、新規化学物質の「簡易登録」や「少量登録」の登録有効期間やCBI(営業秘密情報)の保護期間は2年間だが、改正弁法ではいずれも5年間に延長された。

改正前:
登録有効期間
改正前:
CBI
保護期間
改正弁法:
登録有効期間
改正弁法:
CBI
保護期間
新規化学物質標準登録

5年

5年

5

5

低懸念ポリマー

5年

5年

新規化学物質簡易登録

2年

2年

新規化学物質少量登録

2年

2年

既存化学物質

長期間有効

5年

長期間有効

※ 新規化学物質の秘密保護期間については、既存化学物質に加えられる前後の期間を含めて最長15年間とするという上限に関する明確な規定が定められた。

既存化学物質の標準登録(第2段階登録)期限の延長

新型コロナウイルスによる影響を考慮し、既存化学物質の標準登録の期限については、いずれも5年間に延長された。例えば、2019年12月31日以前に第1段階の登録コードを取得済みで、取得時に登録した年間製造・輸入量が1トン以上の場合の標準登録期限は2024年12月31日にまで延長された。
※ 注意:改正草案では登録期限が4に延長されると記載されていたが、今回正式に公布された改正弁法では期限が5年後にまで延長された。

既存化学物質の標準登録免除対象の追加

現場で単離される中間体については、標準登録を免除するという規定が追加された。
※ On-site Isolated Intermediates:単一の場所で製造されるとともに消費される中間体。

既存化学物質の標準登録手順の改正

付表3で規定の大項目1~大項目7の資料を提出し、審査を通過した後、標準登録完了コードが発行され、残りの項目(危険・有害性や曝露評価情報)(付表4)については、指定の期限までに登録を完了するという規定に改められた。

年次申告関連規定の改正

年次申告資料に不備があった場合、期限内に是正することや、同是正に従わない場合には処分を受けるという規定が追加された。

登録関連文書の保存規定の削除

旧弁法第32条の登録関連文書の保存規定が削除された(登録者による保存は不要)。

日本語版(和訳)について

EnviXは本文書の日本語版(和訳)を販売しております。

製品名 台湾 新規化学物質および既存化学物質資料登録弁法
本文・付表1~10を含む日本語版和訳
発売・更新日 2021年12月2日
納品物 Wordファイル(A4判 約30頁)
販売価格 21,000円(税別)

※改正版 新規化学物質および既存化学物質資料登録弁法(台湾環境保護署 2019年3月11日公布)の和訳を購入済みのお客様へは14,000円(税別)でご提供します。

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2023年9月28日
法規和訳 台湾 改正 新規化学物質および既存化学物質資料登録弁法
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